特許
J-GLOBAL ID:200903012753371897

光ファイバ・グレーティング及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-151195
公開番号(公開出願番号):特開平10-068835
出願日: 1997年06月09日
公開日(公表日): 1998年03月10日
要約:
【要約】【課題】 用意された光ファイバ素線に水素を高圧状態で添加処理しても機械的強度等を低下させず、かつ高い信頼性を得る。【解決手段】 この発明は、ガラスファイバの外周が樹脂で被覆された光ファイバ素線15に対して水素添加処理を行う。この光ファイバ素線15は所定加圧状態の水素雰囲気中に所定時間晒された後、樹脂の一部が除去され、該樹脂14が除去されたガラス・ファイバ10の所定領域に紫外線が照射されることにより、回折格子13がコア領域12中に書込まれる。特に、当該製造方法では、水素雰囲気の圧力を減圧速度を調節しながら加圧状態から常圧状態へ低下させることを特徴としており、これにより、ガラスファイバ10表面も劣化を防止するとともに、ガラスファイバ10と被覆14との間への気泡等の発生を防ぎ、高い信頼性を備えた光ファイバ・グレーティングが得られる。
請求項(抜粋):
所定の屈折率を有するコア領域と、該コア領域の外周に設けられかつ該コア領域よりも低い屈折率を有するクラッド領域からなる光ファイバと、該光ファイバの外周を被覆する樹脂とを備えた光ファイバ素線を用意し、該光ファイバ素線を所定加圧状態の水素を含む雰囲気中に所定時間晒すことにより、該光ファイバ素線中に水素を添加する第1工程と、前記第1工程において水素が添加された光ファイバ素線の前記樹脂の一部を除去し、前記光ファイバの所定部位の表面を露出させる第2工程と、そして、前記第2工程において樹脂が除去されて露出された光ファイバの所定領域に対して紫外線を照射し、該露出された光ファイバの所定部位におけるコア領域の屈折率を、該コア領域の長手方向に沿って変化させる第3工程と、を備えた光ファイバ・グレーティングの製造方法。
IPC (4件):
G02B 6/16 ,  G02B 5/18 ,  G02B 6/00 306 ,  G02B 6/10
FI (4件):
G02B 6/16 ,  G02B 5/18 ,  G02B 6/00 306 ,  G02B 6/10 C
引用特許:
審査官引用 (3件)

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