特許
J-GLOBAL ID:200903012785445663

動圧流体軸受装置及び電動機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高良 尚志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-058428
公開番号(公開出願番号):特開平10-238536
出願日: 1997年02月25日
公開日(公表日): 1998年09月08日
要約:
【要約】【課題】 固定軸体の両端部を固定し得ると共に、潤滑液がマイグレーションや混入気泡の熱膨張等により散逸することが防がれ、固定軸体と回転スリーブ体の間の潤滑液が減少した場合には潤滑液が補充される。【解決手段】 固定軸部材12aと固定スラスト板12bからなる固定軸体12に、回転スリーブ部材18aと回転スラスト板18bからなる回転スリーブ体18を外嵌する。固定スラスト板12bの下面内周側とスラスト溝部20の下面との間に、潤滑油貯留間隙40を設ける。潤滑油貯留間隙40の厚さは、上下ラジアル軸受部34・36及びスラスト軸受部よりも大きく、間隙を形成する両面に接する状態で毛細管現象により潤滑油32が保持される厚さとする。固定スラスト板12bの内周部と固定軸部材12aの外周面との間に呼吸孔46を貫通させる。
請求項(抜粋):
軸部とその軸部から径方向外方へ張り出したスラスト板部とを有してなる固定軸体に対し、前記軸部のうちスラスト板部よりも基端側の部分にスリーブ嵌合したスリーブ部と前記スラスト板部に外嵌した径方向内方開口の環状のスラスト溝部とを有してなる回転スリーブ体が、前記軸体と回転スリーブ体との間隙に充填された潤滑液を介し、主に軸部とスリーブ部が相対するラジアル軸受部及びスラスト溝部とスラスト板部が相対するスラスト軸受部において、回転自在に支持されてなる動圧流体軸受装置であって、前記潤滑液は先端側及び基端側に界面を有する状態で連続し、そのうち先端側界面は前記スラスト板部の先端側の面とスラスト溝部の間の径方向内方に向かって漸次間隙が拡大する先端側間隙拡大部に位置して径方向内方を向き、基端側界面は軸部とスリーブ部の間の基端側に向かって漸次間隙が拡大する基端側間隙拡大部に位置し、前記ラジアル軸受部及びスラスト軸受部よりも間隙の厚さが大きく、その間隙を形成する両面に接する状態で毛細管現象により潤滑液が保持される潤滑液貯留間隙に、前記潤滑液に連続する潤滑液の一部が貯留され、前記軸体は、先端側開口が、スラスト板部の先端側の面とスラスト溝部の先端側の面との間隙のうち潤滑液の先端側界面よりも径方向内方の部分又はその先端側界面の径方向外方の近傍部に開口し、基端側開口が、直接又は気室を介して前記潤滑液貯留部に通じた呼吸孔を有することを特徴とする動圧流体軸受装置。
IPC (2件):
F16C 17/10 ,  F16C 33/10
FI (2件):
F16C 17/10 A ,  F16C 33/10 Z
引用特許:
出願人引用 (4件)
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