特許
J-GLOBAL ID:200903013424375799

有機塩素化合物で汚染された地層および地下水の浄化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大澤 斌 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-045338
公開番号(公開出願番号):特開平9-206789
出願日: 1996年02月07日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】【課題】 原位置バイオレメディエーション技術により有機塩素化合物で汚染された地層および地下水を効率良く浄化する方法を提供する。【解決手段】 本発明方法は、例えば、メタンを基質とし、基質の酸化に伴って誘導した分解酵素より有機塩素化合物を分解するメタン資化菌を利用して、汚染地層および汚染地下水の有機塩素化合物濃度を低下させ、汚染地層および汚染地下水を浄化する方法である。本方法は、資化菌増殖工程と、有機塩素化合物分解工程とからなる。増殖工程では、メタン資化菌の増殖に必要な酸素、栄養塩及びメタンを汚染地層に連続的に供給して、汚染地層で資化菌を単位容積当たり所定菌数に増殖させる。分解工程では、酸素及び栄養塩の供給を停止することなく、地下水の溶存メタン濃度が、資化菌増殖工程の溶存メタン濃度より低くなるように調整してメタンを汚染地層に供給しつつ、メタン資化菌により誘導された分解酵素により有機塩素化合物を分解する。
請求項(抜粋):
それぞれ、メタン、トルエン、フェノール及びアンモニアを基質とし、基質の酸化に伴って誘導した分解酵素により有機塩素化合物を分解するメタン資化菌、トルエン資化菌、フェノール資化菌及びアンモニア資化菌からなる群から選定したいずれかの資化菌を利用して、有機塩素化合物による汚染地層および地下水の有機塩素化合物濃度を低下させ、汚染地層および地下水を浄化する方法であって、資化菌の増殖に必要な酸素、栄養塩及び基質を汚染地層に連続的に供給して、汚染地層中で資化菌を単位容積当たり所定菌数にまで増殖させる資化菌増殖工程と、酸素及び栄養塩の供給を停止することなく、地下水の溶存基質濃度が資化菌増殖工程の溶存基質濃度より低くなるように調整して、汚染地層に基質を供給しつつ、資化菌により誘導された分解酵素により有機塩素化合物を分解する有機塩素化合物分解工程とを備えていることを特徴とする有機塩素化合物で汚染された地層および地下水の浄化方法。
IPC (2件):
C02F 3/34 ZAB ,  B09C 1/10
FI (2件):
C02F 3/34 ZAB Z ,  B09B 3/00 E
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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