特許
J-GLOBAL ID:200903013507139868

多層光ディスク再生システムのフォーカス制御装置及びフォーカス制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-289754
公開番号(公開出願番号):特開平10-188294
出願日: 1997年10月22日
公開日(公表日): 1998年07月21日
要約:
【要約】【課題】この発明は、多層光ディスクの所望の信号記録層に対して迅速かつ確実にフォーカスサーボが施されるように、対物レンズの位置を自動制御することが可能である多層光ディスク再生システムのフォーカス制御装置及びフォーカス制御方法を提供することを目的としている。【解決手段】2以上の信号記録層が積層された多層構造の光ディスク11に対して、レイヤージャンプまたはフォーカスサーチを行なう場合、フォーカスサーボをオフ状態として、対物レンズ14aを目的とする信号記録層に向けてフォーカス方向に駆動する。対物レンズ14aの駆動に伴なって得られるフォーカスエラー信号のS字特性が、基準電圧F1を越えた回数によって目的とする信号記録層に到達したことを判断した後、最初にフォーカスエラー信号が0レベルとなった時点でフォーカスサーボをオン状態としている。
請求項(抜粋):
複数の信号記録層が積層されてなる多層光ディスクに対し、一方の面側から光を集光させる対物レンズと、この対物レンズをフォーカス方向に移動させるフォーカス駆動手段と、このフォーカス駆動手段により前記光ディスクのいずれかの信号記録層に前記対物レンズによって集光された光の焦点が略合った状態で、該信号記録層からの反射光を検出する光検出手段と、この光検出手段の検出信号に基づいて、前記信号記録層に対する前記対物レンズの焦点ずれに対応したフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、このフォーカスエラー信号生成手段で生成されたフォーカスエラー信号に基づいて、前記フォーカス駆動手段を制御することにより、前記対物レンズをその焦点位置が前記信号記録層に合うように制御するフォーカスサーボ手段と、前記フォーカスエラー信号生成手段から得られるフォーカスエラー信号に代えて、所定の移動信号に基づいて前記フォーカス駆動手段を制御することにより、前記対物レンズをフォーカス方向に移動させる移動手段と、この移動手段により前記対物レンズがフォーカス方向に移動している状態で、前記フォーカスエラー信号生成手段から得られるフォーカスエラー信号のS字特性に基づいて、前記対物レンズの焦点位置が通過した前記信号記録層の数を検出する数検出手段と、この数検出手段で検出された数が所定値に達し、かつ前記フォーカスエラー信号に焦点ずれなしの値が得られたとき、前記移動信号に代えて、前記フォーカスエラー信号に基づいて前記フォーカス駆動手段を制御させる制御手段とを具備してなることを特徴とする多層光ディスク再生システムのフォーカス制御装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • フォーカス制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-340584   出願人:ソニー株式会社
  • 光ディスク装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-194202   出願人:松下電器産業株式会社

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