特許
J-GLOBAL ID:200903014133784264

スクロ-ル圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩橋 文雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-012815
公開番号(公開出願番号):特開2000-213477
出願日: 1999年01月21日
公開日(公表日): 2000年08月02日
要約:
【要約】【課題】 圧縮機構部への潤滑油供給を、旋回スクロール鏡板内通路から背圧室を経由して最外周の圧縮室から行う方式のみでは、吸入孔から吐出孔に至る圧縮空間全域に適量の潤滑油を供給するのが困難であるという課題があったので、これを解決する給油構成にしたものである。【解決手段】 旋回スクロール鏡板内に背圧室へ連絡する第1の給油通路241とチップシール格納溝251に連絡する第2の給油通路248を併設する構成にしたものである。このような構成にすることにより、吸入孔から吐出孔に至る圧縮空間全域に適量の潤滑油を供給することが可能になり、高い信頼性と性能を確保するスクロール圧縮機を提供することができる。
請求項(抜粋):
底部に潤滑油を溜める油溜を有し、吐出圧力が作用する密閉容器の内部に電動機と、この電動機で駆動する圧縮機構を配設し、前記圧縮機構を固定スクロールと、前記固定スクロールと噛み合い複数個の圧縮室を形成する旋回スクロールと、この旋回スクロールの自転を防止して旋回のみをさせる自転拘束部品と、前記旋回スクロールを旋回駆動するクランク軸と、このクランク軸に形成した主軸を支承する主軸受を有する軸受部品を含んで構成し、前記旋回スクロールの反ラップ側の鏡板背面に、前記クランク軸に設けた偏心駆動係合部に係合して前記旋回スクロールを旋回駆動する旋回駆動係合部を設け、この旋回駆動係合部の外方に前記鏡板背面に作用する圧力を前記鏡板背面の中心部に作用する吐出圧力と、前記鏡板背面の外周に作用する吐出圧力より低い圧力とに仕切る摺動仕切り環を配設し、前記鏡板背面の中心部に前記油溜より高圧潤滑油を供給し、前記鏡板背面中心部と前記摺動仕切り環の外方の空間に形成される背圧室とを連絡する第1の連絡通路を絞り機構を含んで前記旋回スクロールの鏡板内部に形成するとともに、前記鏡板背面中心部と、前記旋回スクロールのラップ先端部に設けたチップシールを格納するチップシール格納溝の底面とを連絡する第2の連絡通路を前記鏡板内部に併設したスクロール圧縮機。
IPC (2件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02
FI (2件):
F04C 18/02 311 W ,  F04C 18/02 311 T
Fターム (11件):
3H039AA02 ,  3H039AA04 ,  3H039AA12 ,  3H039BB05 ,  3H039BB11 ,  3H039CC02 ,  3H039CC08 ,  3H039CC27 ,  3H039CC31 ,  3H039CC35 ,  3H039CC42
引用特許:
審査官引用 (3件)

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