特許
J-GLOBAL ID:200903014996840944

交流電源における絶縁および障害電流の監視方法および監視回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-503712
公開番号(公開出願番号):特表2002-505068
出願日: 1998年06月15日
公開日(公表日): 2002年02月12日
要約:
【要約】本発明は、交流電源における絶縁および障害電流を監視する方法および装置に関する。この交流電源において、2つのベクトルの和により形成された2つの電源導体間の差分電流が測定され、この差分電流が所定の超えたとき、負荷の遮断が実行される。安全性を高め人員保護を可能にするため、本発明によれば、差分電流における交流成分が第1の回路変量として捕捉され、少なくとも2つの電源導体間または1つの電源導体と電位補償導体または中性導体との間の電源交流電圧が第2の回路変量として捕捉される。そして差分電流における交流成分の振幅と、捕捉された上記の2つの回路変量間における位相角φのコサインとの積が、電源における抵抗性の障害電流に対する尺度として求められる。この場合、求められた積が所定の閾値を超えると、負荷の遮断が実行される。この積はじかに計算することもできるし、あるいはそれよりも良いのは、個々の値の情報をもつことなく間接的に求めることもできる。格別有利であるのは、差分電流の直流成分を考慮に入れて交直両電流感応形で動作させることである。それというのも、今日の交流電源はたいていかなりの直流成分を有しているからであり、そのような直流成分は抵抗性の交流成分と同様、人員を危険に晒す障害電流に関与しているからである。本発明によれば、人員保護と設備の保護を同時に行うことができる。
請求項(抜粋):
交流電源内で、ベクトルの和により形成される少なくとも2つの電源導体間の差分電流が測定され、該差分電流が所定の閾値を超えたとき、負荷の遮断が実行される形式の、 交流電源における絶縁および障害電流の監視方法において、 差分電流の交流成分を第1の回路変量として捕捉し、 少なくとも2つの電源導体間または1つの電源導体と1つの位相補償導体または中性導体との間の電源交流電圧を第2の回路変量として捕捉し、 差分電流における交流成分の振幅と、捕捉された両方の回路変量間の位相角(φ)のコサインと積を、電源の抵抗性障害電流に対する尺度として求め、 求めた積が所定の閾値を超えていれば負荷を遮断することを特徴とする、 交流電源における絶縁および障害電流の監視方法。
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • 特開昭58-093422
  • 特開平3-159519
  • 回路遮断器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-053036   出願人:ウエスチングハウス・エレクトリック・コーポレイション
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審査官引用 (6件)
  • 特開昭58-093422
  • 特開平3-159519
  • 回路遮断器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-053036   出願人:ウエスチングハウス・エレクトリック・コーポレイション
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