特許
J-GLOBAL ID:200903015086853089

密封装置及びこれを有するマスタシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯阪 泰雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-268227
公開番号(公開出願番号):特開2001-090841
出願日: 1999年09月22日
公開日(公表日): 2001年04月03日
要約:
【要約】【課題】 摺動部材の偏摩耗が生じない密封装置及びこれを有するマスタシリンダを提供すること。【解決手段】 プライマリピストン4に形成される環状溝42の深さが液圧室側(高圧側)から液補給室側(大気圧側)に向かうにつれて深くなるように底面42aをテーパー状に形成し、ピストンの非摺動時には、弾性部材28の摺動部材32に対して発生する最大押圧力の位置Lを摺動部材32の軸方向における中心mより予め液圧室側へずらしておき、ピストンを摺動した時に初めて最大押圧力の位置L’が摺動部材32の軸方向において略中心mになるようにすることで、摺動部材32のシリンダ本体3の摺動面に押圧する押圧力が、摺動部材32の摺動方向で略均等になり、摺動部材32の偏摩耗を抑制することができる。
請求項(抜粋):
相対的に摺動する2部材間に設けられ、一方の部材に他方の部材に向けて開口を形成した環状溝に、前記他方の部材の摺動面に対向して設けられる合成樹脂製の摺動部材と、前記摺動部材と前記環状溝の底面との間に弾性変形して装着された弾性部材とが配置され、前記弾性部材の弾性力により前記摺動部材を前記他方の部材の摺動面に押圧するとともに、前記2部材が相対的に摺動することにより生じる高圧側からの圧力を受圧することで前記摺動部材及び弾性部材が低圧側に押圧され、前記高圧側と前記低圧側との間の連通を遮断する密封装置において、前記底面には、前記環状溝の深さが前記高圧側から前記低圧側に向かうにつれて深くなるテーパー面が形成されており、前記摺動部材及び弾性部材の高圧側側周面に前記高圧側の圧力が作用した時、前記摺動部材の前記他方の部材の摺動面に押圧する押圧力が、前記摺動部材の摺動方向で略均等になるようにしたことを特徴とする密封装置。
IPC (2件):
F16J 15/16 ,  B60T 11/16
FI (2件):
F16J 15/16 A ,  B60T 11/16 Z
Fターム (8件):
3D047BB27 ,  3D047CC19 ,  3D047LL03 ,  3J043AA12 ,  3J043BA08 ,  3J043BA09 ,  3J043CA01 ,  3J043DA02
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • マスタシリンダ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-321190   出願人:株式会社ナブコ

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