特許
J-GLOBAL ID:200903015539194030

追い越し型歯形の撓み噛み合い式歯車装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-104441
公開番号(公開出願番号):特開平7-293643
出願日: 1994年04月19日
公開日(公表日): 1995年11月07日
要約:
【要約】【目的】 撓み噛み合い式歯車装置において、その強度と耐摩耗性を一層向上させること。特に、歯面の耐摩耗性を改善すること。【構成】 撓み噛み合い式歯車装置において、剛性内歯車及び可撓性外歯車を共に平歯車とし、可撓性外歯車の歯数を剛性内歯車の歯数よりも2枚多くし、可撓性外歯車の歯形を凸歯形とし、その形状を、内歯車に対して当該外歯車の歯が描く、ラック近似による移動軌跡における内歯車に対して凸の部分を、この軌跡上の両歯車歯形の接触の限界点を原点として、縮小比λで相似変換した曲線とし、剛性内歯車の歯形を凹歯形とし、その形状を、前記移動軌跡における内歯車に対して凸の前記と同一部分を前記接触の限界点を原点として、拡大比(1+λ)で相似変換した曲線とすることにより、両歯形の噛み合いを連続接触可能でかつ追い越し型とする。この構成によれば、歯面間の潤滑油膜保持力を大きく高めることができ、歯面摩耗に基づく撓み噛み合い式歯車装置の許容伝達トルクを大幅に向上することができる。
請求項(抜粋):
剛性内歯車と、その内側の可撓性外歯車と、この外歯車の横断面を楕円状に撓ませて、当該外歯車を部分的に前記剛性内歯車に噛み合わせ、これらの噛み合わせ位置を円周方向に回転させるウェーブ・ジェネレータとを有し、ウェーブジェネレータの回転により両歯車に相対回転を生じさせる撓み噛み合い式歯車装置であって以下の構成を備えたことを特徴とする追い越し型歯形の撓み噛み合い式歯車装置。(a)剛性内歯車及び可撓性外歯車を共に平歯車とする。(b)可撓性外歯車の歯数を剛性内歯車の歯数よりも2枚多くする。(c)可撓性外歯車の歯形を凸歯形とし、その形状を、内歯車に対して当該外歯車の歯が描く、ラック近似による移動軌跡における内歯車に対して凸の部分を、この軌跡上の両歯車歯形の接触の限界点を原点として、縮小比λで相似変換した曲線とする。(d)剛性内歯車の歯形を凹歯形とし、その形状を、前記移動軌跡における内歯車に対して凸の前記と同一部分を前記接触の限界点を原点として、拡大比(1+λ)で相似変換した曲線とすることにより、両歯形の噛み合いを連続接触可能でかつ追い越し型とする。
引用特許:
出願人引用 (5件)
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