特許
J-GLOBAL ID:200903015777848103

製紙方法および紙

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 香取 孝雄
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-519942
公開番号(公開出願番号):特表2007-528947
出願日: 2004年07月01日
公開日(公表日): 2007年10月18日
要約:
製紙で使用する紙パルプを次のように製造する。(a)紙パルプ用原料として用いる繊維含有繊維材料を沈殿反応装置へ投入し、(b)水酸化カルシウム(Ca(OH)2)などの反応性鉱物材料を沈殿反応装置へ投入し、(c)反応性鉱物材料および繊維材料を、沈殿反応装置において、および/またはこれらの材料を沈殿反応装置へ投入する前に結合させて繊維懸濁液を作り、(d1)沈殿反応装置へ、二酸化炭素などの、反応性鉱物材料を沈殿させる沈殿剤を含有するガスを投入して、沈殿反応装置内部に沈殿剤を含むガス空間を形成し、(d2)沈殿反応装置へ投入されるおよび/またはそこで生成される繊維懸濁液を、固形物質および/または液体および/または粒子として含有する液滴などの小さな部分にして、ガス空間へ分散、すなわち散布し、これによって、沈殿された鉱物材料が繊維上に填料を形成し、(e)処理済繊維懸濁液を沈殿反応装置から排出し、繊維懸濁液によって形成された填料含有紙パルプを所定の濃度で抄紙機の地合い部へ投入し、ワイヤなどの水透過性地合い基部を介して紙パルプに排出させることによって紙パルプから水を除去し、得られた紙ウェブを乾燥し、かつ仕上げをして、仕上げ紙製品を生産する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
填料含有紙パルプを所定の濃度で抄紙機の地合い部へ投入し、ワイヤなどの水透過性地合い基部を介して前記パルプに排出させることによって前記紙パルプから水を除去し、このようにして生産した紙ウェブを乾燥し、かつ仕上げをして、仕上げ紙製品を生産する製紙方法において、前記紙パルプを次のように製造する、すなわち、 (a)紙パルプ用原料として用いる繊維を含有する繊維材料を沈殿反応装置へ投入し、 (b)水酸化カルシウム(Ca(OH)2)などの反応性鉱物材料を該沈殿反応装置へ投入し、 (c)該反応性鉱物材料および前記繊維材料を、該沈殿反応装置において、および/またはこれらの材料を該沈殿反応装置へ投入する前に結合させて繊維懸濁液を作り、 (d)該繊維懸濁液を前記沈殿反応装置において前記反応性鉱物材料の沈殿剤に接触させて、該懸濁液の該反応性鉱物材料を少なくとも部分的に沈殿させ、これによって、このようにして生成した沈殿鉱物材料の少なくとも一部を該繊維懸濁液の繊維上へ沈殿させ、 (d1)前記沈殿反応装置へ、二酸化炭素などの、前記鉱物材料を沈殿させる沈殿剤を含有するガスを投入して、該沈殿反応装置内部に該沈殿剤を含むガス空間を形成し、(d2)該沈殿反応装置へ投入されるおよび/またはそこで生成される前記繊維懸濁液を、固形物質および/または液体を含有する液滴および/または粒子などの小さな部分にして、前記ガス空間へ分散または散布し、 (e)前記処理済繊維懸濁液を前記沈殿反応装置から排出し、 その後、該繊維懸濁液によって作られた前記紙パルプを前記抄紙機の地合い部へ投入して、該パルプに水透過性地合い基部を介して排出させることによって紙を生成することを特徴とする製紙方法。
IPC (5件):
D21H 17/70 ,  D21H 17/67 ,  D21H 17/64 ,  B01F 3/14 ,  B01F 3/04
FI (5件):
D21H17/70 ,  D21H17/67 ,  D21H17/64 ,  B01F3/14 ,  B01F3/04 B
Fターム (30件):
4G035AB14 ,  4G035AB46 ,  4L055AA11 ,  4L055AC01 ,  4L055AC05 ,  4L055AC09 ,  4L055AF08 ,  4L055AF44 ,  4L055AG08 ,  4L055AG12 ,  4L055AG15 ,  4L055AH01 ,  4L055AH13 ,  4L055AH44 ,  4L055AJ02 ,  4L055BE08 ,  4L055BE10 ,  4L055EA16 ,  4L055EA32 ,  4L055EA40 ,  4L055FA21 ,  4L055FA22 ,  4L055GA05 ,  4L055GA06 ,  4L055GA11 ,  4L055GA16 ,  4L055GA17 ,  4L055GA18 ,  4L055GA19 ,  4L055GA29
引用特許:
審査官引用 (8件)
全件表示

前のページに戻る