特許
J-GLOBAL ID:200903015789683819

船舶推進機用トリム・チルト装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 塩川 修治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-203895
公開番号(公開出願番号):特開2001-030994
出願日: 1999年07月16日
公開日(公表日): 2001年02月06日
要約:
【要約】【課題】 船舶推進機用トリム・チルト装置において、後進航走時等の船舶推進機にシリンダ装置を伸長させる方向への外力が作用しているときにも、必ずトリムアップ動作後にチルトアップ動作させること。【解決手段】 船舶推進機用トリム・チルト装置20において、第1トリム室32Aと第1チルト室42Aをポンプ24に接続する作動油流路91に、ポンプ24から第1トリム室32Aと第1チルト室42Aへの作動油の流れを許容するチェック弁121と、第1トリム室32Aと第1チルト室42Aの油圧が一定値以上に昇圧したことを条件に開弁するリリーフ弁122とを並列接続してなるもの。
請求項(抜粋):
船体と、この船体に傾動自在に支持された船舶推進機との間にシリンダ装置を介装し、作動油給排装置からシリンダ装置に作動油を供給もしくは排出制御することにより、シリンダ装置を伸縮させて船舶推進機をトリム動作及びチルト動作させる船舶推進機用トリム・チルト装置において、前記シリンダ装置が、船体と船舶推進機の一方に連結して用いられる、大径のトリム室を形成するハウジングと、ハウジングのトリム室に伸縮可能に挿入され、小径のチルト室を形成するシリンダと、ハウジングのトリム室内のシリンダ端部に固定され、トリム室をシリンダ収容側の第1トリム室と、シリンダ非収容側の第2トリム室とに区画する大径のトリムピストンと、船体と船舶推進機の他方に連結して用いられ、シリンダのチルト室に伸縮可能に挿入されるピストンロッドと、シリンダのチルト室内のピストンロッド端部に固定され、チルト室をピストンロッド収容側の第1チルト室と、ピストンロッド非収容側の第2チルト室とに区画する小径のチルトピストンとを有し、第1トリム室と第1チルト室をポンプに接続する作動油流路に、ポンプから第1トリム室と第1チルト室への作動油の流れを許容するチェック弁と、第1トリム室と第1チルト室の油圧が一定値以上に昇圧したことを条件に開弁するリリーフ弁とを並列接続し、船舶推進機にシリンダ装置を伸長させる方向への外力が作用しているときにも、シリンダ装置がトリムピストンの移動完了後、チルトピストンを移動開始せしめるように伸長動作することを特徴とする船舶推進機用トリム・チルト装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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