特許
J-GLOBAL ID:200903016176198981

スイング圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-250813
公開番号(公開出願番号):特開平9-088854
出願日: 1995年09月28日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】【課題】吐出口をピストンの圧縮終了位置に可及的に近付けて開口可能に構成し、吐出弁の吐出開始角を遅延させてピストンの無効動力を低減させ、スイング圧縮機の高効率化を図る。【解決手段】駆動軸の回転に伴いブレード31を介して揺動ブッシュ32を支点にシリンダ室6a内でピストン9 を公転させるように構成する。各吐出口22を、その半円部分がブレードよりも高圧室35側の揺動ブッシュの外周部およびその外周部に対向するシリンダ6 の周縁部に対してシリンダの軸方向から視てオーバラップするように設ける。揺動ブッシュ外周部上下両位置での吐出口とのオーバラップ部分およびシリンダ支持部上下両位置での吐出口とのオーバラップ部分に、ピストンの圧縮終了位置で高圧室が吐出口に通じるように、該両オーバラップ部分間に跨がって揺動ブッシュ外周部上下両位置およびシリンダ支持部上下両位置を半円錐形状に切り欠いた上下一対の切欠部41を設ける。
請求項(抜粋):
吸入口(21)および吐出口(22)が開口するシリンダ室(6a)を有するシリンダ(6) と、該シリンダ(6) の軸方向両側にシリンダ室(6a)を閉鎖するように配置され、その軸方向両側のうちの少なくとも一側に上記吐出口(22)が形成されたサイドハウジング(7),(8) と、上記シリンダ室(6a)内に配設され、内周部が駆動軸(5) の偏心軸部(5a)に回転可能に嵌合された環状のピストン(9) と、該ピストン(9) の外周部に突出状に結合され、上記シリンダ室(6a)を吸入口(21)に通じる低圧室(34)と吐出口(22)に通じる高圧室(35)とに区画するブレード(31)と、上記シリンダ(6) にそのシリンダ室(6a)に臨んで形成された孔(24)内に揺動自在に設けられ、上記ブレード(31)の突出先端側を揺動自在にかつ進退自在に支持する揺動ブッシュ(32)とを備え、上記駆動軸(5) の回転に伴い上記ブレード(31)を介して揺動ブッシュ(32)を支点にシリンダ室(6a)内でピストン(9) を公転させ、このピストン(9) の公転毎に上記吸入口(21)から吸入した流体を圧縮して吐出口(22)から吐出するように構成されたスイング圧縮機(1) において、上記吐出口(22)は、そのうちの少なくとも一部が上記揺動ブッシュ(32)のブレード(31)よりも高圧室(35)側の外周部およびその外周部に対向するシリンダ(6)の部位に対してシリンダ(6) の軸方向から視てオーバラップするように設けられており、上記揺動ブッシュ(32)外周部の吐出口(22)とのオーバラップ部分およびシリンダ(6) の吐出口(22)とのオーバラップ部分には、ピストン(9) の圧縮終了位置で上記高圧室(35)が吐出口(22)に通じるように、該両オーバラップ部分間に跨がって吐出口(22)側の揺動ブッシュ(32)外周部およびシリンダ(6) 面をそれぞれ切り欠いた切欠部(41)が設けられていることを特徴とするスイング圧縮機。
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平3-070890
  • ロータリー圧縮機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-332478   出願人:ダイキン工業株式会社
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-070890
  • 特開平3-070890

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