特許
J-GLOBAL ID:200903016282196521

粘着性の付加架橋性シリコーン組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-371854
公開番号(公開出願番号):特開2001-200162
出願日: 2000年12月06日
公開日(公表日): 2001年07月24日
要約:
【要約】【課題】 良好な可溶性および貯蔵安定性、比較的低い温度での速い架橋速度、有機プラスチック、金属およびガラス上での高い付着性、加硫金型からの簡単な離型可能性、毒物学的無害性、高水準の使用上の性質(透明性、非腐食性、機械的性質プロフィル)を示す、粘着性の架橋性シリコーンエラストマー材料の提供。【解決手段】 粘着性の付加架橋性シリコーン組成物が、成分:(A)ジオルガノポリシロキサン、(B)オルガノヒドロゲンポリシロキサン、(C)エポキシ基および加水分解可能な基を有するオルガノケイ素化合物、および(D)ヒドロシリル化触媒を含有する。【効果】 粘着性の付加架橋性シリコーン組成物は、電気部材および電子部材の鋳造および接着、ならびに複合成形部材の製造に適当である。
請求項(抜粋):
粘着性の付加架橋性シリコーン組成物において、(A)一般式(1): R<SP>1</SP><SB>a</SB>R<SP>2</SP><SB>b</SB>SiO<SB>(4</SB><SB>-</SB><SB>a</SB><SB>-</SB><SB>b)/2</SB> (1)[式中、R<SP>1</SP>は、ヒドロキシル基、または場合によってはハロゲン置換されていてもよく、場合によってはO-原子、N-原子、S-原子、またはP-原子を有していてもよく、脂肪族不飽和基を有していない、炭素原子1〜20個を有する1価の炭化水素基を表し、R<SP>2</SP>は、場合によってはハロゲン置換されていてもよく、場合によってはO-原子、N-原子、S-原子、またはP-原子を有していてもよい、炭素原子2〜10個を有する1価の脂肪族不飽和炭化水素基を表し、bは0.003〜2の数値である]で示され、この場合、(a+b)は1.5を上回り、3.0未満であり、1分子当たり平均で少なくとも2個の脂肪族不飽和基R<SP>2</SP>を有しており、および25°Cでのジオルガノポリシロキサン(A)の一定粘度が1mPa.s〜40000Pa.sである、ジオルガノポリシロキサン、(B)一般式(2): R<SP>3</SP><SB>c</SB>R<SP>4</SP><SB>d</SB>R<SP>5</SP><SB>e</SB>H<SB>f</SB>SiO<SB>(4</SB><SB>-</SB><SB>c</SB><SB>-</SB><SB>d</SB><SB>-</SB><SB>2e</SB><SB>-</SB><SB>f)/2</SB> (2)[式中、R<SP>3</SP>は、炭素原子1〜20個を有する1価の脂肪族飽和炭化水素基を表し、R<SP>4</SP>は、(a)場合によってはハロゲン置換されていてもよく、少なくとも1個の芳香族C<SB>6</SB>-環を有し、炭素原子6〜15個を有する1価の炭化水素基を表すか、または(b)ハロゲン置換されていてもよく、場合によってはO-原子、N-原子、S-原子、またはP-原子を有していてもよい、炭素原子2〜20個を有する1価の炭化水素基を表し、R<SP>5</SP>は、場合によってはハロゲン置換されていてもよく、場合によってはO-原子、N-原子、S-原子、またはP-原子を有していてもよい、両側でSi結合された、炭素原子6〜20個を有する2価の炭化水素基を表し、およびc、d、eおよびfは正数である]で示され、この場合、オルガノヒドロゲンポリシロキサン(B)は1分子当たり平均で3〜20個未満のSiH基を有し、関係式:0.05<100(d+e)/(c+d+e+f)<12を満たし、および25°Cでのオルガノヒドロゲンポリシロキサン(B)の一定粘度が1mPa.s〜100Pa.sである、オルガノヒドロゲンポリシロキサン、(C)一般式(3): R<SP>7</SP><SB>g</SB>R<SP>8</SP><SB>h</SB>R<SP>9</SP><SB>i</SB>SiO<SB>(4</SB><SB>-</SB><SB>g</SB><SB>-</SB><SB>h</SB><SB>-</SB><SB>i)/2</SB> (3)[式中、R<SP>7</SP>は、水素置換されたか、ヒドロキシル置換されたか、または場合によってはハロゲン置換またはシアノ置換されていてもよく、場合によってはO-原子、N-原子、S-原子、またはP-原子を有していてもよい、炭素原子1〜20個を有する、1価の飽和炭化水素基を表し、R<SP>8</SP>は、少なくとも1個のエポキシ基、場合によってはハロゲン置換されていてもよく、場合によってはO-原子、N-原子、S-原子、またはP-原子を有していてもよい、炭素原子2〜20個を有する1価の炭化水素基を表し、R<SP>9</SP>は、Si-O-C-結合、Si-O-N-結合またはSi-N-結合を介してSiに結合した加水分解可能な、場合によってはハロゲン置換されていてもよく、場合によってはO-原子、N-原子、S-原子、またはP-原子を有していてもよい、炭素原子1〜20個を有する1価の炭化水素基を表す]で示され、この場合、gは0以上4未満であり、hは0を上回り4未満であり、iは0を上回り4未満であり、(h+i)は0を上回り4以下であり、および(g+h+i)は4以下となる、エポキシ基および加水分解可能な基を有するオルガノケイ素化合物、および/または該化合物の部分加水分解物、および(D)ヒドロシリル化触媒、を含有することを特徴とする、粘着性の付加架橋性シリコーン組成物。
IPC (6件):
C08L 83/07 ,  C08K 5/541 ,  C08L 83/05 ,  C09J183/05 ,  C09J183/07 ,  C09J183/08
FI (6件):
C08L 83/07 ,  C08L 83/05 ,  C09J183/05 ,  C09J183/07 ,  C09J183/08 ,  C08K 5/54
引用特許:
審査官引用 (10件)
全件表示

前のページに戻る