特許
J-GLOBAL ID:200903016351936109

多層コイルの巻線方法及び巻線装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本名 昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-318209
公開番号(公開出願番号):特開2002-124430
出願日: 2000年10月18日
公開日(公表日): 2002年04月26日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】多層コイルの巻線方法及びその巻線装置を提供する。【解決手段】線材供給部から第一巻取り治具15に引取った線条材を切断及びクランプする工程と、蓄線ホイール18上に所要の蓄線を行う工程と、給線ホイール上に立設されたフライヤ16によって線条材を第一巻取り治具15に導入すると共に第二巻取り治具17に導入する工程と、第一巻取り治具15と第二巻取り治具17の端面間のギャップを線条材の二層幅よりもやや大きくした上で、第一巻取り治具15と第二巻取り治具17の回転速度よりも大きな同一方向の回転速度で給線ホイールと蓄線ホイール18を回転させ多層に巻回する工程と、当該巻回時に上記巻線装置に具備されている加熱部によって加熱され融着層が溶融している巻層間を加圧して上記巻回巻線を一体化させる巻層間融着工程と、上記加圧融着によって一体化した巻線を巻線装置から排出する工程から成る。
請求項(抜粋):
第一回転ユニット部と第二回転ユニット部間に配置された線条材案内部が第一回転ユニット部側線条材案内部と第二回転ユニット部側線条材案内部から成り、第一回転ユニット部側線条材案内部が軸芯方向から外側に向かって、後述する第二巻取り治具との連結によって上記第二回転ユニット部に従動し同一回転する略円板状の第一巻取り治具、更に外側に第一回転ユニット部からの軸回転が伝達されると共にフライヤが立設された給線ホイール、続いて外側に、蓄線部に蓄線が成される一方、抵抗を制御付加して巻線の張力を調整すると共に、巻線の引出調整、巻線の切断、巻線の保持を実施するための実施孔が穿設された蓄線ホイールの三層輪から構成され、他方、第二回転ユニット部側線条材案内部が第二回転ユニット部からの軸回転が伝達され、第二の巻取り治具が取着された巻線装置によって、コイルの巻始め端と巻終わり端が共にコイルの最外周層に位置するようにした多層コイルを巻回する方法であって、上記巻線装置の線材供給部から第一巻取り治具に引取った線条材を上記実施孔を使用して切断及び上記線条材の終端部をクランプする工程と、上記蓄線ホイールのみを回転させ当該蓄線ホイール上に所要の蓄線を行う工程と、上記給線ホイールを回転させ当該給線ホイール上に立設されたフライヤによって上記線条材を第一巻取り治具に導入すると共に次に第二巻取り治具に導入する工程と、上記第一巻取り治具と第二巻取り治具の端面間のギャップを、線条材の所要巻回数に当該線条材の幅を乗じた長さよりもやや大きく確保すると共に上記巻線装置のセパレータを上記ギャップ間に配置した上で、同期して回転する第一巻取り治具の回転速度を第二巻取り治具の回転速度よりも大きな同一方向の回転速度で、給線ホイールと蓄線ホイールを回転させ、当該蓄線ホイール上に巻上げた線条材を第一巻取り治具に、上記線材供給部からの線条材を第二巻取り治具にそれぞれ同時に多層に巻回する工程と、当該巻回時に上記巻線装置に具備されている加熱部によって加熱され融着層が溶融している上記セパレータ抜取り後の巻回列間を加圧して上記巻回巻線を一体化させる融着工程と、上記加圧融着によって一体化した巻線を巻線装置から排出する工程から成ることを特徴とする、多層コイルの巻線方法。
Fターム (2件):
5E002AB02 ,  5E002AB04
引用特許:
審査官引用 (10件)
  • 特開昭62-023346
  • 特開昭62-023346
  • 巻線装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-093539   出願人:日特エンジニアリング株式会社
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