特許
J-GLOBAL ID:200903016809732931

発泡部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 白浜 吉治 ,  小林 義孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-176629
公開番号(公開出願番号):特開2005-133061
出願日: 2004年06月15日
公開日(公表日): 2005年05月26日
要約:
【課題】焼却時に煤煙が発生することはなく、その燃焼カロリーが低い発泡部材およびその製造方法を提供する。【解決手段】発泡部材1は、20〜40重量%のポリオレフィン系合成樹脂と、平均粒径が30〜100μmの範囲にある40〜60重量%の紙パウダーと、平均粒径が5〜150μmの範囲にある20〜30重量%の親水性合成高分子と、合成樹脂と紙パウダーと合成高分子とを加熱下に混合した高温溶融物に混入する水とから作られている。紙パウダーは、広葉樹パルプと針葉樹パルプとのうちの少なくとも一方を粉状に粉砕したセルロース主体の粉砕パルプである。合成高分子は、ポリビニルアルコールとアクリル酸塩とマレイン酸塩とのうちの少なくとも1つである。発泡部材1では、水の溶融物に対する重量比が10〜30重量%の範囲にあり、水が溶融物の内部において気化することで該溶融物の内部に多数の気泡2を形成しつつ、溶融物をその単位体積当たり20〜40倍に膨張させ、合成高分子が気泡2を包被する膜3を形成している。【選択図】図1
請求項(抜粋):
内部に多数の気泡を有する発泡部材において、 前記発泡部材が、20〜40重量%のポリオレフィン系合成樹脂と、平均粒径が30〜100μmの範囲にある40〜60重量%の紙パウダーと、平均粒径が5〜150μmの範囲にある20〜30重量%の親水性合成高分子と、前記合成樹脂と前記紙パウダーと前記親水性合成高分子とを加熱下に混合した110〜170°Cの高温溶融物に混入する水とから構成され、 前記紙パウダーが、広葉樹パルプと針葉樹パルプとのうちの少なくとも一方を粉状に粉砕したセルロース主体の粉砕パルプであり、前記親水性合成高分子が、ポリビニルアルコールとアクリル酸塩とマレイン酸塩とのうちの少なくとも1つであり、 前記水の前記溶融物に対する重量比が、10〜30重量%の範囲にあり、前記水が、前記溶融物の内部において気化することで該溶融物の内部に多数の独立した気泡を形成しつつ、前記溶融物をその単位体積当たり20〜40倍に膨張させ、前記親水性合成高分子が、前記気泡を包被する膜を形成し、 前記発泡部材の燃焼カロリーが、5500〜6000cal/gの範囲、前記発泡部材の比重が、0.025〜0.040g/cm3の範囲にあり、前記発泡部材の熱伝導率が、0.03kcal/m.h.°Cであることを特徴とする前記発泡部材。
IPC (4件):
C08J9/12 ,  C08L1/00 ,  C08L23/00 ,  C08L29/04
FI (4件):
C08J9/12 ,  C08L1/00 ,  C08L23/00 ,  C08L29/04 Z
Fターム (18件):
4F074AA02 ,  4F074AA03 ,  4F074AA16 ,  4F074AA24 ,  4F074AA42 ,  4F074AA47 ,  4F074BA34 ,  4F074DA07 ,  4F074DA24 ,  4F074DA32 ,  4F074DA33 ,  4J002AB011 ,  4J002AB041 ,  4J002BB021 ,  4J002BB111 ,  4J002BE021 ,  4J002BG001 ,  4J002GT00
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 登録実用新案第3073974号公報
審査官引用 (2件)

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