特許
J-GLOBAL ID:200903017143706694

三次元造形装置、三次元造形方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 上柳 雅誉 ,  須澤 修 ,  宮坂 一彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-282890
公開番号(公開出願番号):特開2009-107244
出願日: 2007年10月31日
公開日(公表日): 2009年05月21日
要約:
【課題】仕上げ作業を要することなく、正確な形状の三次元物体を造形する。【解決手段】結合液を用いて粉体層を固めて断面部材を形成し、断面部材を積層して三次元物体を造形する。この時、結合液の体積変化によって断面部材に歪みが生じ、三次元物体を歪ませる。そこで、この歪みを、三次元物体の形状データから推定し、これを打ち消すように形状データを補正してから、三次元物体を造形する。歪みの推定は、補正前の形状データに基づいて断面部材を形成した場合の、断面部材を構成する複数の端部からの距離と、三次元物体の厚みとを、断面部材の各位置で考慮することによって行う。断面部材の歪みは、これらに強く影響されることが経験上分かっており、こうすることで歪みを精度良く推定することができる。推定結果に基づいて形状データを補正しておくことで、歪みのない三次元物体を得ることが可能となる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
粉体を結合液で互いに結合させることによって、三次元物体を造形する三次元造形装置 であって、 前記三次元物体の形状データを記憶している形状データ記憶手段と、 前記三次元物体を造形したときに該三次元物体に生じる歪みを、前記記憶されている形 状データに基づいて推定し、該歪みが打ち消されるように、該形状データを補正する形状 データ補正手段と、 前記三次元物体を複数の断面で層状に切断したときに各層で得られる断面データを、前 記補正された形状データに基づいて生成する断面データ生成手段と、 前記粉体を略均一な厚さに敷き詰めて粉体層を形成するとともに、前記結合液を前記断 面データに従って該粉体層に供給することにより、前記三次元物体の一層分の断面形状に 相当する断面部材を形成する断面部材形成手段と、 前記断面部材が形成された粉体層の上に新たな粉体層を形成し、該新たな粉体層に前記 断面データに従って前記結合液を供給することで新たな断面部材を形成して、先に形成さ れた断面部材の上に順次積層することによって、前記三次元物体を造形する三次元物体造 形手段と を備え、 前記形状データ補正手段は、前記補正前の形状データに基づいて前記断面データを生成 し、該断面データが表す断面形状の各位置で、該断面形状を構成する複数の端部からの距 離と、前記三次元物体の厚みとを考慮することにより、該三次元物体に生じる歪みを推定 する手段である三次元造形装置。
IPC (1件):
B29C 67/00
FI (1件):
B29C67/00
Fターム (9件):
4F213AC04 ,  4F213WA25 ,  4F213WA97 ,  4F213WB01 ,  4F213WL32 ,  4F213WL34 ,  4F213WL74 ,  4F213WL85 ,  4F213WL93
引用特許:
出願人引用 (2件)

前のページに戻る