特許
J-GLOBAL ID:200903017471269471

高純度可溶性アニリン系導電性ポリマーの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-284586
公開番号(公開出願番号):特開平10-110030
出願日: 1996年10月08日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】【課題】 高い導電性を発現させると共に、いかなるpHを示す水又は有機溶剤に対してもすぐれた溶解性を示し、塗布性及び膜強度も優れた高純度可溶性アニリン系導電性ポリマーの製造法の提供。【解決手段】 特定の酸性基置換アニリン系化合物を、塩基性化合物含有水溶液と水に可溶な有機溶剤との混合溶液中で酸化剤により重合することによって、芳香環に対する酸性基導入割合が大きく、重量平均分子量3000以上、かつポリマーに含まれる残留モノマーが3重量%以下である高純度可溶性アニリン系導電性ポリマーを製造する。
請求項(抜粋):
一般式(1)【化1】(式中、R1,R2,R3,R4 およびR5 は、それぞれ水素、炭素数1〜4の直鎖または分岐のアルキル基、炭素数1〜4の直鎖または分岐のアルコキシ基、酸性基、水酸基、ニトロ基およびハロゲンよりなる群から選ばれた基であり、そのうち少なくとも一つは酸性基を示す。また、ここで酸性基とはスルホン基またはカルボキシル基を示す)で示される酸性基置換アニリン、そのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩よりなる群から選ばれた少なくとも一種の化合物(イ)を、塩基性化合物(ロ)含有水溶液と水に可溶な有機溶剤(ハ)との混合溶液中で酸化剤により重合することからなる、下記一般式(2)【化2】(式中、R21, R22, R23およびR24は、それぞれ水素、炭素数1〜4の直鎖または分岐のアルキル基、炭素数1〜4の直鎖または分岐のアルコキシ基、酸性基、水酸基、ニトロ基およびハロゲンよりなる群から選ばれた基であり、そのうち少なくとも一つは酸性基を示す。また、ここで酸性基とはスルホン基またはカルボキシル基を示す)で表される構造単位を主として有するポリマーであって、その重量平均分子量が3000以上、かつポリマーに含まれる残留モノマーが3重量%以下であることを特徴とする高純度可溶性アニリン系導電性ポリマーの製造法。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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