特許
J-GLOBAL ID:200903017709515298

セメント分散混和材用のポリマー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-095186
公開番号(公開出願番号):特開2002-003526
出願日: 2001年03月29日
公開日(公表日): 2002年01月09日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】コンクリート中で異なる機能特性を示すセメント分散混和材用のポリマーを提供する。【解決手段】ポリマーは、反応物、すなわち、a)ポリ(アクリル酸)、b)ポリアルキレングリコール-モノアルキルエーテル、および任意にc)α-アミノ-ポリアルキレングリコール-ω-アルキルエーテルおよび/またはd)第一または第二アミンの組成に基づいている。【効果】反応物の組成を一定にしておき、反応時間のみを変えることにより異なる特性を有するポリマーを容易に作製することができる。こうしたポリマーは単に反応時間に応じて、プレキャスト、レディミックスまたは経時的に増加するワーカビリチのために適するものが得られる。本発明のポリマーは、単一ポリマーとしてまたはポリマーブレンド中で用いることができる。
請求項(抜粋):
(A)縮合反応に対して不活性である開始剤および/または連鎖移動剤から由来する末端基を有し、分子量が500〜20,000である、下式【化1】(式中、Rは、水素原子もしくはメチル基、またはこれらの混合基を表し、Mは、水素原子、C<SB>1</SB>〜C<SB>5</SB>アルキル残基またはアルカリ金属、アルカリ土類金属あるいは他の二価もしくは三価の金属原子、アンモニウムまたは有機アンモニウム基あるいはそれらの混合物を表す)を有するポリ(アクリル酸)A-1(B)oモル部の、下式で表される一官能性ポリアルキレングリコール-モノアルキルエーテルB-1HO-(A-O)<SB>r</SB>-(B-O)<SB>s</SB>R<SP>1</SP> B-1および/または所望により(C)pモル部の、下式で表される一官能性α-アミノ-ポリアルキレングリコール-ω-アルキルエーテルC-1H<SB>2</SB>N-(A-O)<SB>t</SB>-(B-O)<SB>u</SB>R<SP>1</SP> C-1(上式中、各R<SP>1</SP>は互いに独立してC<SB>1</SB>〜C<SB>4</SB>アルキル残基であり、AおよびBは、炭素原子数2〜4のアルキレン基を表し、(A-O)と(B-O)の混合部分をランダム付加またはブロック付加のいずれかによって形成することが可能であり、(A-O)≠(B-O)であり、それで式B-1の好ましくは少なくとも0.5モル%、より好ましくは5〜100モル%、最も好ましくは50〜100モル%は、Aが炭素原子数2のアルキレン基を表し、s=0であるか、あるいはBが炭素原子数2のアルキレン基を表し、r=0である構造によって表され、それで式C-1の好ましくは少なくとも0.5モル%、より好ましくは5〜100モル%、最も好ましくは50〜100モル%は、Aが炭素原子数2のアルキレン基を表し、u=0であるか、あるいはBが炭素原子数2のアルキレン基を表し、t=0である構造によって表され、r、s、t、uおよびvは独立して0〜250の整数を表し、r+s>1、t+u>1である)および/または所望により(D)qモル部の、下式で表される第一または第二アミンD-1【化2】(上式中、R<SP>2</SP>およびR<SP>3</SP>は互いに独立して、水素原子、あるいは脂肪族、脂環式、異形脂肪族または芳香族残基であるか、あるいはR<SP>2</SP>およびR<SP>3</SP>は、それらが結合している窒素原子と合わせてモルホリンまたはイミダゾール環系、あるいは窒素、硫黄または酸素などの少なくとも一つのヘテロ原子を含む別の環系を形成するか、あるいはR<SP>2</SP>およびR<SP>3</SP>は互いに独立して、構造R<SP>5</SP>-(O-R<SP>6</SP>)<SB>v</SB>-のオキシアルキレン基を表し、ここでR<SP>5</SP>は、C<SB>1</SB>〜C<SB>4</SB>アルキル残部を表し、O-R<SP>6</SP>は、炭素原子数2〜4のオキシアルキレン基を表し、それで同じ構造R<SP>5</SP>-(O-R<SP>6</SP>)<SB>v</SB>-内で、O-R<SP>6</SP>は、一種より多いオキシアルキレン基を表すことができ、ここで混合部分をランダム付加またはブロック付加のいずれかによって形成することが可能であり、それでO-R<SP>6</SP>は、好ましくは少なくとも0.5モル%、より好ましくは5〜100モル%、最も好ましくは50〜100モル%の炭素原子数2のオキシアルキレン基を含む)を、高温で触媒の存在下で、A-1、B-1および/または任意にC-1および/またはD-1の比によって影響される特定の速度論に従って、a:o:p:q=1:(0.1〜0.95):(0〜0.6):(0〜0.6)、好ましくはa:o:p:q=1:(0.1〜0.95):(0〜0.3):(0〜0.3)、より好ましくはa:o:p:q=1:(0.1〜0.95):(0〜0.1):(0〜0.1)、なおより好ましくはa:o:p:q=1:(0.1〜0.95):(0〜0.05):(0〜0.05)、ずっとより好ましくはa:o:p:q=1:(0.1〜0.95):(0〜0.02):(0〜0.02)、最も好ましくはa:o:p:q=1:(0.1〜0.95):(0〜0.01):(0〜0.01)のモル比で反応させることにより得ることができ、前記反応には経時的に酸価の減少が伴うことが可能であり、前記反応を異なる反応時間で停止させて異なる特性をもつポリマーを生成させることが可能であり、前記反応は、I.経時的に酸価の減少の大きな傾斜において停止させ、高い初期減水および経時的に減少するスランプ流動をもったポリマーを生成させるか、II.経時的に酸価の減少の中程度の傾斜において停止させ、高い初期減水または中程度の初期減水および経時的に一定のスランプ流動をもったポリマーを生成させるか、あるいはIII.経時的に酸価の減少の小さい傾斜または減少がない傾斜において停止させ、中程度の初期減水または低い初期減水および経時的に増加するスランプ流動をもったポリマーを生成させることを特徴とする変性アクリル酸ポリマー。(ここで、p+q<0.9、好ましくはp+q<0.6、より好ましくはp+q<0.3、なおより好ましくはp+q<0.1、ずっとより好ましくはp+q<0.05、はるかにより好ましくはp+q<0.02、最も好ましくはp+q<0.01であり、o+p+q<U><</U>aである)
IPC (8件):
C08F 8/14 ,  C04B 24/26 ,  C04B 28/02 ,  C08F 8/32 ,  C08G 81/02 ,  E04G 21/02 ,  C04B 24:26 ,  C04B 14:26
FI (10件):
C08F 8/14 ,  C04B 24/26 F ,  C04B 28/02 ,  C08F 8/32 ,  C08G 81/02 ,  E04G 21/02 ,  C04B 24:26 F ,  C04B 24:26 E ,  C04B 24:26 D ,  C04B 14:26
Fターム (51件):
2E172AA09 ,  2E172AA15 ,  4G012PA02 ,  4G012PB07 ,  4G012PB28 ,  4G012PB31 ,  4G012PB36 ,  4G012PC03 ,  4J031AA19 ,  4J031AA53 ,  4J031AB01 ,  4J031AC03 ,  4J031AC07 ,  4J031AD01 ,  4J031AD03 ,  4J031AE03 ,  4J031AE11 ,  4J031AF17 ,  4J100AJ01P ,  4J100AJ02P ,  4J100AK02P ,  4J100AK03P ,  4J100AK07P ,  4J100AK08P ,  4J100AK12P ,  4J100AK13P ,  4J100BA07H ,  4J100BA08H ,  4J100BA09H ,  4J100BA15H ,  4J100BA17H ,  4J100BA18H ,  4J100BA34H ,  4J100BA35H ,  4J100CA01 ,  4J100CA03 ,  4J100CA31 ,  4J100DA01 ,  4J100HA11 ,  4J100HA31 ,  4J100HA45 ,  4J100HB36 ,  4J100HB39 ,  4J100HB43 ,  4J100HB52 ,  4J100HC09 ,  4J100HC13 ,  4J100HC43 ,  4J100HC47 ,  4J100HC71 ,  4J100JA67
引用特許:
審査官引用 (9件)
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