特許
J-GLOBAL ID:200903017850667980
最適凝集剤注入量決定方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
土橋 博司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-226906
公開番号(公開出願番号):特開2001-046810
出願日: 1999年08月10日
公開日(公表日): 2001年02月20日
要約:
【要約】【課題】自動的かつ感度・精度が高く、信頼性の高い最適凝集剤注入量を決定し得る方法を確立せんとするものである。【解決手段】(a)1本の凝集反応管に懸濁液を所定速度で連続的にポンプ送水する第1段階と、(b)連続的に濃度を変化させた凝集剤溶液を定量流速で凝集反応装置連続的にポンプ注入し、凝集反応を進行させる第2の段階と、(c) 凝集反応装置管末の透過光測定装置により、混合液の透過光強度を連続的に測定する第3の段階と、(d)透過光強度変化から、平均透過光強度、振幅、凝集速度、フロック径、フロック数を算出する第4の段階と、(e) 凝集反応管上の特定位置における経過時間と凝集剤濃度との関係を求める第5の段階と、(f)透過光強度変化、凝集速度、フロック径、フロック数等と凝集剤濃度との関係から、凝集反応の良否の判定と最適注入量とを決定する第6段階と、により構成される最適凝集剤注入量決定方法。
請求項(抜粋):
(a)所定の長さおよび径を持つ1本の凝集反応管(以下において凝集反応装置と記す。また、管の断面形状や材質は特定しない)に、処理対象である懸濁液の所定量および速度で連続的にポンプ送水する第1段階と、(b)凝集剤濃度が一定または連続的に濃度を変化させた凝集剤溶液の所定量および流速で凝集反応装置の流入口近傍に連続的にポンプ注入し、混合・攪拌して、凝集反応を進行させる第2の段階と、(c)凝集反応装置の延長上に、光源部と受光部を具備する1組または複数の透過光測定装置(既存の吸光光度計でも可)を設置するか、または、凝集反応装置の管末にフローセルと透過光測定装置を設置し、第2段階で凝集反応が進行中または完了した混合液の透過光強度(または透過率、吸光度、電圧等;以下透過光強度と記す)を連続的に測定する第3の段階と、(d)第3の段階で、連続的に測定された透過光強度変化から、平均透過光強度およびその振幅を求め、これより凝集・フロック形成速度(以下凝集速度と記す)、フロック径、フロック数を算出する第4の段階と、(e)凝集装置の管径と長さ、懸濁液の送液量、凝集剤の送液量等および/又は水質変化を考慮して、凝集反応管上の特定位置における経過時間と凝集剤濃度との関係を求める第5の段階と、(f)第3段階および第4段階で連続的に測定された透過光強度変化と凝集剤濃度との関係、および/または、第4の段階で連続的に算出された凝集速度、フロック径、フロック数、およびそれらの最大値または最小値と凝集剤濃度との関係から、凝集反応の良否の判定と最適注入量とを決定する第6の段階と、を具備することを特徴とする最適凝集剤注入量決定方法。
IPC (2件):
FI (2件):
B01D 21/30 A
, C02F 1/52 Z
Fターム (6件):
4D062BA21
, 4D062BA29
, 4D062BB05
, 4D062DA05
, 4D062EA03
, 4D062EA06
引用特許:
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