特許
J-GLOBAL ID:200903018315265659

樹脂の多層成形方法および多層成形装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-011837
公開番号(公開出願番号):特開平11-207776
出願日: 1998年01月23日
公開日(公表日): 1999年08月03日
要約:
【要約】【課題】 ソフト感やクッション性と同時に手触り感や質感等を持った表面加飾性能に優れた高品質の樹脂の多層成形部品を、効率良く安定して得ることができる樹脂の多層成形方法および多層成形装置を提供すること。【解決手段】 予め設定した第1の型締状態で、可動金型と固定金型で形成される金型空間内にコア材となる第1層溶融樹脂を射出充填した後、該両金型を相対的に離間させて所定の型開量設定値に保持して、第1層充填物と該金型との間に表皮材を介在させ、引き続き予め設定した第2の型締状態で、第1層充填物と表皮材とで形成される空間内に中間材となる第2層溶融樹脂を射出充填した後、予め設定した表皮材加飾層のゴム状弾性を示す温度領域内の設定温度に温度モニタ値が到達した時点で、表皮材と金型との間に表皮材加飾層の厚さに応じた隙間を設けて、設定時間保持した。
請求項(抜粋):
対向する一対の金型間にあって表面に加飾層を有する表皮材を介在させて型締した後、該表皮材と該両金型とで形成される金型キャビティ空間内にコア材となる溶融樹脂を多層に射出充填して、該表皮材と該コア材とを一体成形する樹脂の多層成形方法において、表皮材の加飾層は、ガラス転移点が第2層中間材樹脂の射出時の温度より低い材質を選定し、予め設定した第1の型締状態で、該金型キャビティ空間内にコア材となる第1層コア材溶融樹脂を射出充填して第1層充填物を形成した後、該両金型を相対的に離間させて所定の型開量設定値に保持して、該第1層充填物と該金型との間に表皮材を介在させ、引き続き予め設定した第2の型締状態で、該第1層充填物と表皮材とで形成される空間内に中間材となる前記第2層中間材溶融樹脂を射出充填した後、予め設定した表皮材加飾層のゴム状弾性を示す温度領域内の設定温度に温度モニタ値が到達した時点で、表皮材と金型との間に表皮材加飾層の厚さに応じた隙間を設けて、設定時間保持したことを特徴とする樹脂の多層成形方法。
IPC (4件):
B29C 45/14 ,  B29C 45/13 ,  B29C 45/76 ,  B29L 9:00
FI (3件):
B29C 45/14 ,  B29C 45/13 ,  B29C 45/76
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 多層成形品の製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-150711   出願人:本田技研工業株式会社
  • 特開平3-019818
  • 特開平3-019818
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