特許
J-GLOBAL ID:200903018695886944

固体酸化物型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須田 正義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-332545
公開番号(公開出願番号):特開2002-141083
出願日: 2000年10月31日
公開日(公表日): 2002年05月17日
要約:
【要約】【課題】 シール本体を合金材料により形成することにより、シール本体を薄く、電池の単位体積当りの発電量を増加し、更にシール本体の強度を向上する。【解決手段】 燃料極層12に燃料ガスを流通させる燃料給排通路17aを燃料極セパレータ17に形成し、空気極層13に空気を流通させる空気給排通路18aを空気極セパレータ18に形成する。固体電解質層11及び燃料極セパレータ間の燃料極シール部材19が燃料給排通路と外気とを遮断し、固体電解質層及び空気極セパレータ間の空気極シール部材21が空気給排通路と外気とを遮断する。燃料極シール部材の合金製のシール本体19aの両面には、ガラス製材料及び希釈材料の混合体により構成された一対の粘性ガラス体19bが塗布される。粘性ガラス体は室温で高い粘性を示しかつ発電運転時に融液状態に保持され、ガラス製材料の軟化点は固体電解質層等の融点及び発電運転温度より低い。
請求項(抜粋):
酸化物イオン伝導体により形成された固体電解質層(11)とこの固体電解質層(11)の両面に配設された燃料極層(12)及び空気極層(13)とからなる発電セル(14)が単数又は複数設けられた単セル(16)又は複数セルと、前記燃料極層(12)に燃料極集電体(22)を通して燃料ガスを流通させる燃料給排通路(17a)が形成された燃料極セパレータ(17)と、前記空気極層(18)に空気極集電体(23)を通して空気を流通させる空気給排通路(18a)が形成された空気極セパレータ(18)と、前記固体電解質層(11)と前記燃料極セパレータ(17)との間に介装され前記燃料給排通路(17a)と外気とを遮断する燃料極シール部材(19)と、前記固体電解質層(11)と前記空気極セパレータ(18)との間に介装され前記空気給排通路(18a)と外気とを遮断する空気極シール部材(21)とを備えた固体酸化物型燃料電池において、前記燃料極シール部材(19)及び前記空気極シール部材(21)のうちの少なくとも前記燃料極シール部材(19)が合金材料により形成されたシール本体(19a)と、前記シール本体(19a)の両面に塗布されガラス製材料及び希釈材料の混合体により構成された一対の粘性ガラス体(19b,19b)とを有し、前記粘性ガラス体(19b)が室温で1×101〜2×105cPという高い粘性を示しかつ発電運転時に融液状態に保持され、前記粘性ガラス体(19b)中の前記ガラス製材料の軟化点が前記固体電解質層(11),前記燃料極層(12)及び前記空気極層(13)のいずれの融点より低くかつ発電運転温度より低いことを特徴とする固体酸化物型燃料電池。
IPC (2件):
H01M 8/02 ,  H01M 8/12
FI (3件):
H01M 8/02 S ,  H01M 8/02 R ,  H01M 8/12
Fターム (10件):
5H026AA06 ,  5H026CC01 ,  5H026CC08 ,  5H026CV02 ,  5H026CX04 ,  5H026EE08 ,  5H026EE11 ,  5H026HH00 ,  5H026HH03 ,  5H026HH08
引用特許:
審査官引用 (4件)
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