特許
J-GLOBAL ID:200903018695929325

蒸発燃料パージシステムの故障診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-177429
公開番号(公開出願番号):特開2000-345927
出願日: 1999年06月23日
公開日(公表日): 2000年12月12日
要約:
【要約】【課題】 漏洩故障とバルブ故障との2つの診断を行うことにより生じる長期の空燃比の乱れを抑制できる蒸発燃料パージシステムの故障診断装置の提供。【解決手段】 パージ制御バルブ、圧力封鎖バルブおよびバイパスバルブについてのバルブ故障診断は漏洩故障診断のために行われる差圧形成プロセス(t0〜t2)、密閉プロセス(t2)および差圧解消プロセス(t6以降)に対する燃料タンク内圧の挙動からバルブの故障診断を行っている。したがってバルブ故障診断は漏洩診断を行う時間内で実行することができる。このように2種の故障診断を行っても吸気系による蒸発燃料パージシステム内の吸引、パージ停止およびパージ許可は1回のみであり、時間的には1種の故障診断を行うのとほとんど差はない。このためエンジンの空燃比への影響を最小限に止めることができ、上記課題を達成でき、エミッションの悪化を増大させることがない。
請求項(抜粋):
燃料タンクの蒸発燃料をキャニスタ内に吸着するとともに、該キャニスタ内の燃料を必要に応じて内燃機関の吸気系にパージする蒸発燃料パージシステムの故障診断装置であって、前記蒸発燃料パージシステムの内圧と外圧との間に差圧を設けて前記蒸発燃料パージシステム内を密閉して前記内圧を測定することにより、該内圧の挙動から前記蒸発燃料パージシステムにおける漏洩の診断を行う漏洩故障診断手段と、前記漏洩故障診断手段の診断のために行われる蒸発燃料パージシステムの内圧と外圧との間に差圧を設ける差圧形成プロセス、該差圧が形成された状態で前記蒸発燃料パージシステム内を密閉する密閉プロセス、及び前記差圧を解消する差圧解消プロセスの内の1つ以上のプロセスに対応して、前記蒸発燃料パージシステムの内圧を測定することにより、該内圧の挙動に基づいて該当するプロセスにおいて作動されるバルブの故障診断を行うバルブ故障診断手段と、を備えたことを特徴とする蒸発燃料パージシステムの故障診断装置。
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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