特許
J-GLOBAL ID:200903018764694688

高純度ステンレス鋼の精錬方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-014268
公開番号(公開出願番号):特開平6-228629
出願日: 1993年01月29日
公開日(公表日): 1994年08月16日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、ステンレス鋼の真空処理において、効率的に極低炭素極低窒素濃度溶鋼を精錬する方法を提供する。【構成】 取鍋内ステンレス溶鋼に直胴型浸漬管を浸漬し、該浸漬管内を減圧するとともに低部より攪拌用ガスを供給する真空精錬において、Cが0.06〜0.01%までは酸素吹錬し、その後、送酸を停止するとともに、真空度をP(Torr)、ガス吹き込み位置の浴深をH(m)、吹き込みガス流量をQ(NL/(分・ton))とした場合、(H/(5+P))×Qを0.3以上とすることで、送酸吹錬中に生成した真空表面にある酸化クロム含有スラブを浴内に巻き込ませた上で、浸漬管先端面と浸漬管外溶鋼湯面との間隔Z(m)とQを、Z/Qとして0.25以下とすることにより、巻き込まれたスラグを浸漬管外へ流出させ、気泡活性面での脱炭を極限まで促進させる。
請求項(抜粋):
Crを5%以上含む取鍋内溶鋼に直胴型浸漬管を浸漬し、該浸漬管内を減圧するとともに取鍋低部より攪拌用ガスを供給するステンレス鋼の真空精錬において、溶鋼中のC量が0.06〜0.01%までは酸素吹錬し、その後、送酸を停止するとともに、真空度をP(Torr)、ガス吹き込み位置の浴深をH(m)、吹き込みガス流量をQ(NL/(分・ton))とした場合、(H/(5+P))×Qを0.3以上とすることで、送酸吹錬中に生成した真空表面にある酸化クロム含有スラグを浴内に巻き込ませた上で、浸漬管先端面と浸漬管外溶鋼湯面との間隔Z(m)とQを、Z/Qとして0.25以下とすることにより、巻き込まれたスラグを浸漬管外へ流出させ、気泡活性面での脱炭を極限まで促進させることを特徴とする高純度ステンレス鋼の精錬方法。
IPC (2件):
C21C 7/10 ,  C21C 7/068

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