特許
J-GLOBAL ID:200903018932195145

低降伏比の建築用厚肉耐火鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-325823
公開番号(公開出願番号):特開平9-165621
出願日: 1995年12月14日
公開日(公表日): 1997年06月24日
要約:
【要約】【課題】経済性や生産性を損なうことなく、板厚各部において高強度および低降伏比を達成することが可能で、かつ高温においても強度低下の少ない厚肉の建築用鋼管の製造方法を提供すること。【解決手段】重量%で、C:0.05〜0.25% 、Si:0.10 〜2.00% 、Mn:0.5〜2.0%、Mo:0.10 〜0.60% 、V:0.01〜0.1%、sol.Al:0.002〜0.20% 、N:0.001 〜0.02% を含有する鋼に、再結晶温度以下かつAr3 以上の温度域において累積圧下率が30%以上の熱間圧延を施し5 〜30°C/seで冷却して鋼板にし、その鋼板をAc1 以上でかつAc3 以下の二相領域に加熱し、Ar1 以上の温度域から管状への加工を板端部より開始し、板中央部にて終了して、その後PcmをPとした場合にP°C/sec以上かつP2 °C/sec以下の速度で冷却して、フェライト+ベイナイトを主体とし島状マルテンサイトが5%以下のミクロ組織の厚肉の建築用鋼管を得る。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.05〜0.25%、Si:0.10〜2.00%、Mn:0.5〜2.0%、Mo:0.10〜0.60%、V:0.01〜0.1%、sol.Al:0.002〜0.20%、N:0.001〜0.02%を含有する鋼に、再結晶温度以下かつAr3 以上の温度域において累積圧下率が30%以上の熱間圧延を施し、その後5〜30°C/secの冷却速度で変態が終了する温度以下まで冷却して鋼板にし、その鋼板をAc1 以上でかつAc3 以下の二相領域に加熱し、Ar1 以上の温度域から管状への加工を板端部より開始し、板中央部にて終了して、その後、以下に示す鋼のPcmの値をPとしたときに、P°C/sec以上かつ100×P2 °C/sec以下の速度で冷却して、ミクロ組織を、フェライト+ベイナイトを主体とし、島状マルテンサイトが5%以下の組織にすることを特徴とする低降伏比の建築用厚肉耐火鋼管の製造方法。Pcm=[C]+[Si]/30+[Mn]/20+[Cu]/20+[Ni]/60+[Cr]/20+[Mo]/15+[V]/10+5×[B](ただし[ ]は各元素の重量%で表した濃度を示す。)
IPC (6件):
C21D 8/10 ,  C21D 8/02 ,  C21D 9/08 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/12 ,  C22C 38/14
FI (6件):
C21D 8/10 A ,  C21D 8/02 A ,  C21D 9/08 E ,  C22C 38/00 301 Z ,  C22C 38/12 ,  C22C 38/14
引用特許:
審査官引用 (2件)

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