特許
J-GLOBAL ID:200903019271761137

エコーキャンセラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西川 惠清 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-127558
公開番号(公開出願番号):特開2003-324370
出願日: 2002年04月26日
公開日(公表日): 2003年11月14日
要約:
【要約】【課題】ダブルトーク状態において適応フィルタのフィルタ係数の発散を抑制する。【解決手段】ステップゲイン設定部36は、遠端信号Xnの推定値PXnに対する近端信号Ynの推定値PYnの比を求め、この推定値の比が所定のしきい値よりも大きいか否かを判定する。そして、上記推定値の比がしきい値よりも大きいと判定した場合、適応フィルタ31におけるステップゲインを相対的に小さい値に設定してフィルタ係数Hn(m)の収束を相対的に遅くする。故に上記推定値の比がしきい値よりも大きい場合にフィルタ係数Hn(m)の収束の速さを相対的に遅くすれば、ダブルトーク検出部34でダブルトークが検出される前にフィルタ係数Hn(m)が発散する可能性が低くなり、発散を未然に防止して抑制することができる。
請求項(抜粋):
マイクロホンとスピーカを用いて拡声通話を行う拡声通話系に用いられ、スピーカからマイクロホンへの回り込みなどによって生じるエコーを抑圧するエコーキャンセラであって、スピーカとマイクロホンの音響結合などにより形成される帰還経路のインパルス応答を適応的に同定して帰還経路への入力信号から帰還経路のエコー成分を推定する適応フィルタと、適応フィルタで推定されたエコー成分を帰還経路からの出力信号より減算する減算器と、遠端側の信号の瞬時パワーを推定する遠端信号パワー推定部と、帰還経路からの出力信号と帰還経路への入力信号と減算器の出力信号のうちの複数の信号の相互相関を利用してダブルトークを検出するダブルトーク検出部とを有し、適応フィルタは、遠端信号パワー推定部の推定値が遠端側の信号に音声成分が含まれると見なせる所定の閾値を超え、且つダブルトーク検出部によりダブルトークが検出されない状態でのみフィルタ係数を更新するとともに、その他の状態ではフィルタ係数を固定してなるエコーキャンセラにおいて、近端側の信号の瞬時パワーを推定する近端信号パワー推定部と、遠端信号パワー推定部の推定値に対する近端信号パワー推定部の推定値の比が所定のしきい値よりも大きい場合に適応フィルタにおけるステップゲインを相対的に小さい値に設定するステップゲイン設定部とを備えたことを特徴とするエコーキャンセラ。
IPC (2件):
H04B 3/23 ,  H04M 1/60
FI (2件):
H04B 3/23 ,  H04M 1/60 C
Fターム (10件):
5K027AA09 ,  5K027BB03 ,  5K027DD10 ,  5K046AA01 ,  5K046BB01 ,  5K046HH02 ,  5K046HH39 ,  5K046HH77 ,  5K046HH78 ,  5K046HH79
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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