特許
J-GLOBAL ID:200903019284134310

Ni基耐熱合金の熱処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩原 亮一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-244360
公開番号(公開出願番号):特開2000-064005
出願日: 1998年08月17日
公開日(公表日): 2000年02月29日
要約:
【要約】【課題】 Ni基耐熱合金の高い高温強度と優れた溶接性を維持しながら、その高温延性を向上させることができる特性改良方法を提供すること。【解決手段】 特定組成のNi基耐熱合金に、所定温度で所定時間保持する第1段溶体化処理を施した後、所定の冷却速度で第2段溶体化処理温度まで冷却し、続いて所定温度で所定時間保持して第2段溶体化処理を施した後、所定の冷却速度で室温まで急冷し、次に所定の温度で所定時間保持する安定化処理を施した後、所定の冷却速度で室温まで急冷し、さらに所定の温度で所定時間保持する時効処理を施すことを特徴とするNi基耐熱合金の熱処理方法。
請求項(抜粋):
重量%でC:0.05〜0.25%、Cr:18〜25%、Co:15〜25%、(W+1/2・Mo):5〜10%(ただし、Mo:0〜3.5%及びW:5〜10%までの1種又は2種)、Ti:1〜5%、Al:1〜4%、Ta:0.5〜4.5%、Nb:0.2〜3%、Zr:0.005〜0.1%、及びB:0.001〜0.01%を含有し、残部がNi及び不可避的不純物元素からなり、(Al+Ti)量及び(W+1/2・Mo)量が、図1において点A(Al+Ti:3%、W+1/2・Mo:10%)、点B(Al+Ti:5%、W+1/2・Mo:7.5%)、点C(Al+Ti:5%、W+1/2・Mo:5%)、点D(Al+Ti:7%、W+1/2・Mo:5%)、点E(Al+Ti:7%、W+1/2・Mo:10%)の各点を順次結ぶ線で囲まれた範囲内の組成を有するNi基耐熱合金に、1160〜1225°Cの温度で1〜4時間保持する第1段溶体化処理を施した後、50〜200°C/時間の冷却速度で第2段溶体化処理温度、すなわち1000〜1080°Cまで冷却し、この温度で0.5〜4時間保持して第2段溶体化処理を施した後、1000°C/時間以上の冷却速度で室温まで急冷し、次に975〜1025°Cの温度で2〜6時間保持する安定化処理を施した後、1000°C/時間以上の冷却速度で室温まで急冷し、さらに800〜900°Cの温度で4〜24時間保持する時効処理を施すことを特徴とするNi基耐熱合金の熱処理方法。
IPC (9件):
C22F 1/10 ,  C22C 19/05 ,  C22F 1/00 630 ,  C22F 1/00 650 ,  C22F 1/00 651 ,  C22F 1/00 682 ,  C22F 1/00 691 ,  C22F 1/00 ,  C22F 1/00 692
FI (10件):
C22F 1/10 H ,  C22C 19/05 C ,  C22F 1/00 630 M ,  C22F 1/00 650 A ,  C22F 1/00 651 B ,  C22F 1/00 682 ,  C22F 1/00 691 B ,  C22F 1/00 691 C ,  C22F 1/00 692 A ,  C22F 1/00 692 B
引用特許:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る