特許
J-GLOBAL ID:200903019399938170

ウインドシールドの除氷

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 米澤 明 (外7名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-504972
公開番号(公開出願番号):特表2002-513362
出願日: 1998年06月24日
公開日(公表日): 2002年05月08日
要約:
【要約】車両22の窓24を洗浄する装置20である。洗浄流体を洗浄流体タンクから導入する導入口32と、洗浄流体を放出して、上記窓を洗浄するための導出口34とを有する容器22を設ける。この容器に、洗浄流体を加熱する加熱素子50を設け、洗浄流体を容器に導入する前に、加熱素子によって洗浄流体を予熱する。これによって、少なくとも最初に一定量の洗浄流体をただちに加熱して、容器から放出する。
請求項(抜粋):
請求項1 車両の窓を洗浄する装置において、 洗浄流体を洗浄流体タンクから導入する導入口と、洗浄流体を放出して、上記窓を洗浄するための導出口とを有する容器と、および 上記容器内で上記洗浄流体を加熱する加熱素子とを有し、 上記加熱素子により上記容器を予熱してから、上記洗浄流体を上記容器に導入し、これによって少なくとも最初の一定量の洗浄流体をただちに加熱し、上記容器から放出することを特徴とする車両の窓を洗浄する装置。請求項2 上記容器内部に導入した洗浄流体の少なくとも一部を抜いてから、加熱素子によって蒸気容器を予熱することを特徴とする請求項1記載の装置。請求項3 上記容器が、加熱素子の動作と連動して作動し、上記容器から洗浄流体の少なくとも一部を抜き取るドレン弁を有することを特徴とする請求項2の装置。請求項4 蒸気ドレン弁が一方向弁からなることを特徴とする請求項3記載の装置。請求項5 上記容器に対するタンクの高さとは実質的に無関係に、洗浄流体をタンクに抜き取ることを特徴とする請求項2記載の装置。請求項6 加熱素子が上記容器を予熱した後に、洗浄流体をタンクから上記容器に送るポンプを有することを特徴とする請求項1記載の装置。請求項7 ポンプと上記容器とが車両の既に存在する窓洗浄装置の要部を構成し、この要部に上記容器と加熱素子とを組み込だことを特徴とする請求項6記載の装置。請求項8 最初の一定量の洗浄流体をただちに加熱して、ポンプによって上記容器の導入口に発生した圧力よりも実質的に高い圧力で洗浄流体を放出することを特徴とする請求項6記載の装置。請求項9 加熱素子の作動に応答して上記容器を流れる洗浄流体の流れを調節する一つかそれ以上の弁を有することを特徴とする請求項1記載の装置。請求項10 上記の一つかそれ以上の弁が、加熱素子の作動と連動して開閉することを特徴とする請求項9記載の装置。請求項11 上記の一つかそれ以上の弁がソレノイド弁からなることを特徴とする請求項9記載の装置。請求項12 上記の一つかそれ以上の弁が油圧式弁、空気圧式弁および減圧式弁のうち少なくとも1種の弁からなることを特徴とする請求項9記載の装置。請求項13 上記の一つかそれ以上の弁のうち少なくとも一つの弁を上記容器の導入口に固定したことを特徴とする請求項9記載の装置。請求項14 上記の一つかそれ以上の弁のうち少なくとも一つの弁を上記容器の導出口に固定したことを特徴とする請求項9記載の装置。請求項15 導出口に固定された上記の少なくとも一つの弁が、洗浄流体と予熱された容器との接触による容器内圧上昇に応答して開くことを特徴とする請求項14記載の装置。請求項16 洗浄装置の作動温度に応答して信号を発信する一つかそれ以上の温度センサーと、信号を受信し、これに応答して上記容器からの流体の放出を調節する制御装置とを有することを特徴とする請求項1記載の装置。請求項17 最初の一定量の流体を放出した後、一回か二回の追加量の流体を上記容器に再充填し、温度信号に応答して間欠的に上記容器から放出することを特徴とする請求項16記載の装置。請求項18 温度信号が上記容器内の流体温度が所定の限界値を越えたことを示した時に上記追加量の流体を放出し、流体温度が上記の限界値以下になった時に放出を中断することを特徴とする請求項17記載の装置。請求項19 温度信号に応答して選択される所定のタイミングシーケンスに従って追加流体量を制御することを特徴とする請求項17記載の装置。請求項20 上記制御装置が信号を分析して洗浄装置の誤動作を検出し、誤動作が検出された場合には、加熱素子の作動を中断することを特徴とする請求項16記載の装置。請求項21 上記の少なくとも一つのセンサーを上記容器の内部に設けたことを特徴とする請求項16記載の装置。請求項22 上記の少なくとも一つのセンサーを上記容器内の洗浄流体中に実質的に浸漬したことを特徴とする請求項21記載の装置。請求項23 加熱素子が上記容器を予熱している間、上記容器内の洗浄流体外に実質的に位置するように上記の少なくとも一つのセンサー設定したことを特徴とする請求項21記載の装置。請求項24 上記容器内の温度が所定の最大値を越えた時に、加熱素子の作動を中断することを特徴とする請求項21記載の装置。請求項25 上記の一つかそれ以上の温度センサーのうち少なくとも一つを上記容器の外面に固定したことを特徴とする請求項16記載の装置。請求項26 上記の一つかそれ以上の温度センサーうち少なくとも一つを上記タンクに固定したことを特徴とする請求項16記載の装置。請求項27 上記の一つかそれ以上の温度センサーうち少なくとも一つを車両の外面に固定したことを特徴とする請求項16記載の装置。請求項28 上記の少なくとも一つの温度センサーを洗浄すべき窓の外面に固定したことを特徴とする請求項27記載の装置。請求項29 上記の少なくとも一つの温度センサーを、少なくとも一部が反射性のカバーによって被覆して、太陽放射線の作用を実質的に相殺したことを特徴とする請求項28記載の装置。請求項30 車両の外面に固定された少なくとも一つのセンサーが発生する信号に応答して変化する温度まで上記容器内の洗浄流体を加熱することを特徴とする請求項27記載の装置。請求項31 上記容器が、導出口に連絡し、加熱素子が設けられる内側区画部と、全体として内側区画部を取り囲み、導入口に連絡する外側区画部とを有することを特徴とする請求項1記載の装置請求項32 上記容器が、外側区画部を実質的に取り囲む絶縁外側囲み体を有することを特徴とする請求項31記載の装置。請求項33 上記容器が、内側区画部と外側区画部との間にあって、加熱素子によって予熱される壁部を有することを特徴とする請求項31記載の装置。請求項34 圧力逃がし弁を有することを特徴とする請求項1記載の装置。請求項35 洗浄流体を加熱することなく、洗浄流体を送って窓を洗浄する、上記容器を迂回するバイパス管を有することを特徴とする請求項1記載の装置。請求項36 洗浄流体が上記容器から送られてきていない間に窓を洗浄する必要がある場合に、洗浄流体をバイパス管により迂回させることを特徴とする請求項35記載の装置。請求項37 洗浄流体をバイパス管を介して送るか、あるいは上記容器を介して送るかを車両操作者が選択することを特徴とする請求項35記載の装置。請求項38 車両を始動する前に上記容器の予熱を開始するために車両ユーザーによって始動される遠隔入力装置を有することを特徴とする請求項1記載の装置。請求項39 遠隔入力装置によりワイパーを作動して、洗浄流体を窓から拭き取ることを特徴とする請求項38記載の装置。請求項40 加熱素子が抵抗加熱ワイヤからなることを特徴とする請求項1記載の装置。請求項41 加熱素子が、車両内の熱源から熱を上記容器内内の洗浄流体に伝達することを特徴とする請求項1記載の装置。請求項42 加熱素子が、複数の素子からなり、これら素子のうち少なくとも一つ素子が抵抗加熱ワイヤからなり、もう一つの素子が車両の熱源から熱を上記容器内の流体に伝達することを特徴とする請求項1記載の装置。請求項43 車両の窓を洗浄する装置において、 洗浄流体を洗浄流体タンクから導入する導入口と、洗浄流体を放出して、上記窓を洗浄するための導出口とを有する容器と、 上記容器内で洗浄流体を加熱する加熱素子と、 上記容器内の温度を検出する温度センサーと、そして 温度センサーによって検出された温度に応じて、所望の温度で導出口から所定量の洗浄流体を間欠的に放出する、上記容器を流れる洗浄流体の流れを制御する弁とを有することを特徴とする洗浄装置。請求項44 ウインドシールドワイパーを間欠的に作動させて、洗浄流体の間欠的な放出に応じて窓を洗浄することを特徴とする請求項43記載の装置。請求項45 所定のタイミングシーケンスに従って洗浄流体の間欠的な放出を調節する制御装置を有することを特徴とする請求項43記載の装置。請求項46 上記タイミングシーケンスを車両内の周囲温度に応じて変えることを特徴とする請求項45記載の装置。請求項47 上記タイミングシーケンスを窓外面の温度に応じて変えることを特徴とする請求項45記載の装置。請求項48 最初の所定量の洗浄流体を以降の放出量に比べて実質的に高い圧力で放出することを特徴とする請求項43記載の装置。請求項49 洗浄流体を使用して車両の窓を洗浄する方法において、 容器を予熱し、 予熱された容器に所定量の洗浄流体を導入し、これによって洗浄流体の温度および圧力を高くし、そして 上記高温および高圧で洗浄流体を窓に放出することからなることを特徴とする洗浄方法。請求項50 上記容器を予熱する前に、この容器から洗浄流体を抜き取ることを特徴とする請求項49記載の方法。請求項51 ポンプを使用して、洗浄流体を上記容器に導入する際、洗浄流体を放出する上記高圧をポンプにより上記容器の導入口に発生するポンプ圧力よりも実質的に高くすることを特徴とする請求項40記載の方法。請求項52 洗浄流体の温度を測定し、洗浄流体を放出する際に、測定された温度に応じて洗浄流体の放出を制御することを特徴とする請求項49記載の方法。請求項53 車両外面の温度を測定し、洗浄流体を放出する際に、測定された外面温度に応じて洗浄流体の放出を制御することを特徴とする請求項49記載の方法。請求項54 洗浄流体を使用して車両の窓を洗浄する方法において、 一定量の洗浄流体を加熱する工程、 この一定量の洗浄流体の温度をモニターする工程、および 洗浄流体の加熱時に所定の条件が満足された時に、上記一定量の洗浄流体を放出する工程を複数のタイミングシーケンスで繰り返すことからなることを特徴とする洗浄方法。請求項55 上記一定量の洗浄流体の温度が設定レベルに達した時に、上記所定の条件が満足されることを特徴とする請求項54記載の方法。請求項56 加熱開始後所定の時間が経過した時に、所定の条件が満足されることを特徴とする請求項54記載の方法。請求項57 車両のウインドシールドを除氷する装置において、複数の独立した加熱ユニットと多数のジャケットからなるハウジングとを有し、加熱ユニットのそれぞれを各ジャケットが取り囲み、入り口と出口とを備えた洗浄流体導管によって各ジャケットを接続し、ハウジングを入り口においてウインドシールド洗浄流体源に接続するとともに、出口においてウインドシールド噴霧ヘッドに接続し、各加熱ユニットを作動して、ウインドシールド噴霧ヘッドに洗浄流体が流れている間に、洗浄流体を加熱し、加熱された噴霧洗浄流体によりウインドシールド除氷作用を達成することを特徴とする除氷装置。請求項58 車両を対象とする電動式ウインドシールド除氷装置において、ウインドシールド洗浄流体タンクとウインドシールドに対向する噴霧ヘッドとの間に接続可能で、洗浄流体の導入口および導出口を設けた、ウインドシールド洗浄流体の加熱式容器を有し、加熱式容器内部に電熱素子を設け、加熱式容器の残留液容量が300mlを超えないようにし、電熱素子を車両電池に接続可能にするとともに、加熱式容器内の洗浄流体を1分以内の作動時間で除氷温度に加熱できるような大きさにしたことを特徴とする電動式ウインドシールド除氷装置。
IPC (4件):
B60S 1/48 ,  B05B 1/24 ,  B60S 1/46 ,  B60S 1/50
FI (4件):
B60S 1/48 B ,  B05B 1/24 ,  B60S 1/46 E ,  B60S 1/50
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-053656
  • ウインドウウオッシャ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-013693   出願人:アラコ株式会社
  • 特開昭50-152442
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