特許
J-GLOBAL ID:200903019586420524

遊星歯車装置の潤滑構造及びこの構造に用いるピニオンギヤの表面処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菊谷 公男 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-135795
公開番号(公開出願番号):特開平10-311410
出願日: 1997年05月12日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【課題】 スラストワッシャなどの焼き付きの防止及び耐久性の向上を図った遊星歯車装置の潤滑構造を提供する。【解決手段】 キャリア3のプレート部7の各シャフト支持孔7aに支持されたピニオンシャフト10に、ピニオンギヤ2がニードルベアリング12を介して回転可能に支持され、ピニオンギヤの両端面2aとプレート部の間に、突出部21aを有する座付きスラストワッシャ21と、突出部の外周面で支持されるリング状スラストワッシャ20とが夫々設けられている。潤滑油が入力軸、プレート部、及びピニオンシャフト内の各油路を順に通ってピニオンシャフトの外周面に導かれ、ニードルベアリング12及びスラストワッシャ20、21を潤滑する。スラストワッシャ20の内周部に、複数の切り欠き部20aが設けられ、プレート部の各スラストワッシャ側端面7cに、シャフト支持孔から外周面まで延びた潤滑油排出溝30が設けられている。
請求項(抜粋):
キャリアの2つのプレート部の各シャフト支持孔に支持されたピニオンシャフトに、ピニオンギヤが軸受を介して回転可能に支持され、前記ピニオンギヤの両端面と前記両プレート部の間に、前記軸受側に突出した突出部を内周側に有する座付きスラストワッシャと、前記突出部の外周面で支持される少なくとも1つのリング状スラストワッシャとがそれぞれ設けられ、潤滑油が入力軸、前記プレート部、及び前記ピニオンシャフト内の各油路を順に通って該シャフトの外周面に導かれ、前記軸受及びスラストワッシャを潤滑するように構成された遊星歯車装置の潤滑構造において、前記リング状スラストワッシャの内周部に、少なくとも1つの切り欠き部が設けられ、かつ前記両プレート部の各スラストワッシャ側端面に、前記シャフト支持孔から、前記座付きスラストワッシャと摺接する領域の少なくとも外周端まで延びた潤滑油排出溝が設けられていることを特徴とする遊星歯車装置の潤滑構造。
IPC (4件):
F16H 57/04 ,  B23F 19/00 ,  B23P 9/00 ,  C23C 8/22
FI (4件):
F16H 57/04 D ,  B23F 19/00 ,  B23P 9/00 ,  C23C 8/22
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 遊星歯車のキヤリア装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-304757   出願人:ジヤトコ株式会社
  • 車両用変速装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-328866   出願人:アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
  • 特開昭57-124124
全件表示

前のページに戻る