特許
J-GLOBAL ID:200903019617585608

原子力用ステンレス鋼製機器の再利用熱処理法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 猪股 祥晃
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-076843
公開番号(公開出願番号):特開平10-273733
出願日: 1997年03月28日
公開日(公表日): 1998年10月13日
要約:
【要約】【課題】原子炉水環境に長時間使用して靭性,伸びおよび疲労強度が低下したステンレス鋼製機器またはその溶接部を初期の状態に戻して再利用を図ることにある。【解決手段】靭性,伸びおよび疲労強度の低下を生じた析出硬化型ステンレス鋼またはマルテンサイト系ステンレス鋼あるいはそれらの鋼材の溶接部を 900°Cから1050°Cに保持した後、水冷または強制空冷により急冷する。その後、析出硬化型ステンレス鋼に関しては 470°Cから 630°Cで析出硬化熱処理する。またマルテンサイト系ステンレス鋼に関しては 500°Cから 700°Cで焼き戻しを行う。これにより靭性、伸びおよび疲労強度を回復し、溶接部については耐食性を回復させ、再利用することができる。
請求項(抜粋):
原子炉内またはその周辺部において原子力炉水環境に曝されることにより靭性,伸びおよび疲労強度の低下した析出硬化型ステンレス鋼製機器またはその溶接部を 900°Cから1050°Cに保持後、急冷する固溶化熱処理工程と、この固溶化熱処理工程後に 470°C〜 630°Cで析出硬化熱処理を行う析出硬化熱処理工程とを施すことを特徴とする原子力用ステンレス鋼製機器の再利用熱処理法。
IPC (7件):
C21D 9/50 101 ,  C21D 1/10 ,  C21D 6/00 ,  C21D 6/00 102 ,  C21D 9/00 ,  G21C 7/12 GDL ,  G21C 13/08 GDL
FI (7件):
C21D 9/50 101 B ,  C21D 1/10 H ,  C21D 6/00 R ,  C21D 6/00 102 J ,  C21D 9/00 A ,  G21C 7/12 GDL C ,  G21C 13/08 GDL
引用特許:
審査官引用 (5件)
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