特許
J-GLOBAL ID:200903019990925354

R-Fe-B系焼結永久磁石の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-247330
公開番号(公開出願番号):特開平8-088112
出願日: 1994年09月14日
公開日(公表日): 1996年04月02日
要約:
【要約】【目的】 成形体の寸法精度の向上及び生産性の向上を図り、薄肉形状や小型形状でかつ優れた磁気特性を有するR-Fe-B系焼結永久磁石の製造方法の提供。【構成】 微粉砕した主相系合金粉末と酸化防止のために比較的粒径を大きくした液相系合金粉末のそれぞれ個別にあるいは所定混合比で配合混合後に、メチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコールの単独あるいは複合したものと水とからなるバインダーを添加、混練してスラリー状となし、該スラリーをスプレードライヤー装置により平均粒度20μm〜400μmの流動性の高い球形状の造粒粉となし、スプレー造粒工程中における酸化を抑制するとともに、該造粒粉を用いて焼結磁石化することにより、バインダー自体の優れた潤滑性とも相まって、粉体の流動性が格段に向上し、成形サイクルが向上するとともに、成形体密度のバラツキや成形機の寿命を低下させることもなく、焼結後の寸法精度にも優れる。
請求項(抜粋):
R(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも1種)12原子%〜25原子%、B4原子%〜10原子%、Co0.1原子%〜10原子%、Fe68原子%〜80原子%を主成分とし、少なくともR2Fe14B相とRリッチ相の2相を有する平均粒径1〜10μmの主相系合金粉末と、R3Co相を含むCoまたはFeとRとの金属間化合物相に一部R2(FeCo)14B相等を含み、R(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも1種)20原子%〜45原子%、Co3原子%〜20原子%、B12原子%以下、残部Feとする平均粒径8〜40μmの液相系化合物粉末の2種類の粉末に、個別にそれぞれメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコールのうち少なくとも1種と水とからなるバインダーを添加、混練してスラリー状となし、該スラリーをスプレードライヤー装置により、平均粒径20〜400μmの球形状の造粒粉となし、該2種の造粒粉を用いて所要混合比に配合混合した後、磁場中圧縮成形、焼結する粉末冶金法により焼結永久磁石を製造することを特徴とするR-Fe-B系焼結永久磁石の製造方法。
IPC (3件):
H01F 1/08 ,  H01F 1/053 ,  H01F 41/02
FI (2件):
H01F 1/08 B ,  H01F 1/04 H
引用特許:
審査官引用 (2件)

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