特許

J-GLOBAL ID：200903020221814041

ガウス/非ガウス混合劣化雑音等化方法

発明者： 近藤 芳展
出願人/特許権者： 沖電気工業株式会社
代理人 (1件)： 柿本 恭成
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-063618
公開番号（公開出願番号）：特開平8-265102
出願日： 1995年03月23日
公開日（公表日）： 1996年10月11日
要約：

【要約】【目的】 同時に存在する複数の異なるタイプの雑音を取り除いて雑音劣化のない信号を再生する。【構成】 線形フィルタ2の出力信号xaとミーディアンフィルタ1の出力信号xmとの差分の絶対値が閾値t1 以上の場合、入力信号系列xiにはインパルス雑音が含まれると判定され、ミーディアンフィルタ1の出力信号xmが最終出力信号xoとなる。前記差分の絶対値が閾値t1 よりも小さく、かつ時系列上で前後する2つの入力値の差分dが第2の閾値t2 以上であれば、入力信号系列xiにはエッジ情報があると判定され、ミーディアンフィルタ1の出力信号xmが最終出力信号xoとなる。差分dが閾値t2 よりも小さい場合は、入力信号系列xiにはエッジ情報はなく、ガウス性雑音による劣化のみがあると判定され、線形フィルタ2の出力信号xaが最終出力信号xoとなる。

請求項（抜粋）：

エッジ情報を含む信号にガウス雑音と非ガウス雑音とが重畳された入力信号から該ガウス雑音と該非ガウス雑音との混合劣化雑音を除去する信号処理装置に用いられるガウス/非ガウス混合劣化雑音等化方法において、前記入力信号から前記非ガウス雑音を除去する非ガウス雑音除去処理と、前記入力信号から前記ガウス雑音を除去するガウス雑音除去処理と、前記入力信号に対応する前記非ガウス雑音除去処理の処理結果と該入力信号に対応する前記ガウス雑音除去処理の処理結果との差分値である第1の差分値が第1の閾値以上であれば、該入力信号に前記非ガウス雑音が含まれると判定して該非ガウス雑音除去処理の処理結果を最終出力信号とする第1の比較判定処理と、前記第1の比較判定処理において前記第1の差分値が前記第1の閾値よりも小さくかつ前記入力信号中の前後する2つの入力値の差分値である第2の差分値が第2の閾値以上であれば、該入力信号に前記エッジ情報が含まれかつ該入力信号に前記非ガウス雑音が含まれないと判定して前記非ガウス雑音除去処理の処理結果を最終出力信号とする第2の比較判定処理と、前記第2の比較判定処理において前記第2の差分値が前記第2の閾値よりも小さい場合、前記入力信号に前記エッジ情報が含まれないと判定して前記ガウス雑音除去処理の処理結果を最終出力信号とする第3の比較判定処理とを、行うことを特徴とするガウス/非ガウス混合劣化雑音等化方法。

IPC (4件)：

H03H 17/00 ,  H04B 3/04 ,  H03H 21/00 ,  H04B 1/10

FI (4件)：

H03H 17/00 Z ,  H04B 3/04 A ,  H03H 21/00 ,  H04B 1/10 A

引用特許：

審査官引用 (2件)

• 雑音除去装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-208063   出願人：シャープ株式会社
• ノイズ除去回路
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-270295   出願人：ソニー株式会社