特許
J-GLOBAL ID:200903020268399450

動圧軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 隆英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-247174
公開番号(公開出願番号):特開平10-073127
出願日: 1996年08月29日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】【課題】 潤滑剤漏れを良好に防止する。【解決手段】 狭い隙間からなる毛細管シール部31a,31bを軸受空間の両端側に設け、本来の毛細管力による引戻し力に加えて大きな慣性力が負荷された場合に潤滑剤24の流体粘性抵抗による動圧力により潤滑剤24の外部拡散を防止すると共に、動圧軸受部16a,22bで潤滑剤に対して意図的に差圧を生じさせこの潤滑剤の差圧を解消するように潤滑剤を僅かに移動させてバランス状態としこれにより回転時における潤滑剤の外部拡散を防止し、さらに潤滑剤の差圧を解消するように潤滑剤の移動が僅かに行われて平衡状態にされた時、最外端に位置する各動圧軸受部16a,22bの動圧溝により、該両動圧軸受部の間の軸受空間33を潤滑剤により加圧し、軸受空間33において潤滑剤に溶け込んでいた空気を分離・気化させずに体積膨張を防止して回転時での潤滑剤の外部拡散を防止するように構成したもの。
請求項(抜粋):
固定部材に対して回転部材を回転可能に支承する少なくとも2つの動圧軸受部が一連の軸受空間を画成し、この動圧軸受部を構成する固定部材及び回転部材の少なくとも一方側に、前記軸受空間内に充填された潤滑剤に動圧を発生させる動圧溝が設けられた動圧軸受装置において、前記軸受空間の両端部分には、前記固定部材と回転部材との間の隙間を狭小にしてなる毛細管シール部がそれぞれ設けられていると共に、前記潤滑剤は、前記動圧軸受部を含む両毛細管シール部同士の間の軸受空間内に連続して充填され、且つ前記少なくとも2つの動圧軸受部のうち、最外端に位置する各動圧軸受部の動圧溝は、前記軸受空間の一方側に向かう所定の差圧を前記潤滑剤に生じさせるような形状にそれぞれ形成されると共に、前記差圧が解消されて平衡した状態で、前記最外端に位置する両動圧軸受部の間の軸受空間が前記潤滑剤により加圧されるような形状にそれぞれ形成されていることを特徴とする動圧軸受装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平3-272318
  • 動圧型流体軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-130067   出願人:松下電器産業株式会社
  • 特開昭63-106419
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