特許
J-GLOBAL ID:200903020287978649

工作機械の振動抑制装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 喜樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-228895
公開番号(公開出願番号):特開2009-078350
出願日: 2008年09月05日
公開日(公表日): 2009年04月16日
要約:
【課題】位相情報から、再生型びびり振動と強制びびり振動の一方が生じ得る場合と、どちらも生じ得る場合との夫々の場合に最適な回転速度を求め、びびり振動を抑制する。【解決手段】S1で振動加速度をフーリエ解析し、S2で最大加速度とその周波数を算出する。次にS3で最大加速度と閾値とを比較し、閾値を超えた場合には、S4でk値と位相情報を算出し、S5で算出した各値を記憶する。S6でリトライを選択すれば、S9で位相情報から現在のびびり振動の種類を特定し、続くS10,11で、判別したびびり振動と異なるびびり振動の有無を特定して、S12〜S15において、特定したびびり振動及び現在の振動以前に発生した異なるびびり振動の有無に応じて夫々新しい位相情報を算出する。そして、S16では新しい位相情報からk1値を算出し、S17ではk1値を用いた最適回転速度の演算を行って、S18で最適回転速度に変更する。【選択図】図8
請求項(抜粋):
工具又はワークを回転させるための回転軸を備えた工作機械において、前記回転軸を回転させた際に生じるびびり振動を抑制するための振動抑制装置であって、 回転中の前記回転軸の時間領域での振動を検出する検出手段と、 その検出手段により検出された時間領域の振動に基づいて、びびり振動数及びそのびびり振動数における周波数領域の振動を算出すると共に、算出した前記周波数領域の振動が所定の閾値を越えた場合、びびり振動数を工具刃数と回転軸回転速度との積で除し、その値の整数部をk値、小数部を位相情報として、前記k値を用いてびびり振動を抑制可能な前記回転軸の最適回転速度を算出する演算手段と、 前記k値及び位相情報を記憶する記憶手段と、 前記演算手段及び記憶手段により算出された最適回転速度にて前記回転軸を回転させる回転速度制御手段と、を備え、 前記演算手段は、前記最適回転速度を算出する際に、算出した位相情報を所定の定数と比較して、発生したびびり振動が強制びびり振動か再生型びびり振動かを特定すると共に、前記記憶手段に記憶されていた位相情報から、現在の振動以前に前記特定したびびり振動と異なるびびり振動が発生していたか否かを判別し、前記特定したびびり振動及び異なるびびり振動の発生の有無に応じて夫々前記k値を変更して最適回転速度を算出することを特徴とする工作機械の振動抑制装置。
IPC (3件):
B23Q 15/12 ,  B23Q 17/12 ,  B23Q 11/00
FI (3件):
B23Q15/12 A ,  B23Q17/12 ,  B23Q11/00 A
Fターム (6件):
3C001KA07 ,  3C001TA06 ,  3C001TB08 ,  3C001TC05 ,  3C001TC06 ,  3C011AA04
引用特許:
出願人引用 (1件)

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