特許
J-GLOBAL ID:200903020542557490

アレーアンテナ用受信信号処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-026681
公開番号(公開出願番号):特開平8-222933
出願日: 1995年02月15日
公開日(公表日): 1996年08月30日
要約:
【要約】【目的】 従来例に比較して高速でマルチビーム形成及びCMA処理のための演算処理を実行することができ、しかも回路構成が簡単なアレーアンテナ用信号処理装置を提供する。【構成】 1次元又は2次元の所定の配置形状で近接して並置された所定の複数個のアンテナ素子からなるアレーアンテナで受信された複数の受信信号に対して準直交検波処理、低周波ろ波処理、フーリエ変換によるマルチビーム合成処理を含む第1の受信信号処理と、ビーム選択処理、移相処理及びCMアルゴリズムに基づいたCMA処理を含む第2の受信信号処理とを実行する。ここで、第1の受信信号処理と、ビーム選択処理及び移相処理と、CMA処理とを、順次所定の時間間隔でパイプライン処理する。
請求項(抜粋):
1次元又は2次元の所定の配置形状で近接して並置された所定の複数個のアンテナ素子(1)からなるアレーアンテナで受信された複数の受信信号に対して準直交検波処理、低周波ろ波処理、及びフーリエ変換によるマルチビーム合成処理を含む第1の受信信号処理と、ビーム選択処理、移相処理及びコンスタント・モジュラス・アルゴリズムに基づいたCMA処理を含む第2の受信信号処理とを実行するアレーアンテナ用受信信号処理装置であって、上記第1の受信信号処理を実行する上記アンテナ素子(1)の数に一致した複数個の演算回路を備え、上記複数個の演算回路(5)を、上記複数個のアンテナ素子(1)の配置形状に応じて1次元の1本のデータバス又は2次元の格子形状の複数本のデータバス(101-116)を介して接続し、上記複数個の演算回路(5)はそれぞれ、上記受信信号処理を実行するように分割された複数個の処理を同時に、上記データバス(101-116)を介して上記信号処理に必要なデータを送受信することによって実行し、上記複数個の演算回路(5)から出力される第1の受信信号処理後の受信信号データのうち、より大きなレベルを有する複数個の受信信号データを選択して出力するためのビーム選択処理を実行するビーム選択回路(201)と、上記ビーム選択回路(201)から出力される複数個の受信信号データに基づいて、当該受信信号データの位相をそれぞれ、上記アレーアンテナの中心に移相させるための移相処理を実行する移相回路(202)と、上記移相回路(202)から出力される複数個の受信信号データに基づいて、上記アレーアンテナの主ビームを希望波の所望の方向に向けかつ不要波の到来方向に受信レベルを零にするような各ビームに対応する受信信号データに対する複数個の重み係数を演算し、演算した複数個の重み係数を用いて、上記複数個の受信信号データを上記複数個の重み係数を考慮した加算を行って1個の最適な受信信号データを出力するCMA処理回路(203)とを備え、上記第1の受信信号処理と、上記ビーム選択処理及び上記移相処理と、上記CMA処理とを、順次所定の時間間隔でパイプライン処理することを特徴とするアレーアンテナ用受信信号処理装置。
IPC (2件):
H01Q 3/26 ,  H04B 1/18
FI (2件):
H01Q 3/26 ,  H04B 1/18 A
引用特許:
審査官引用 (1件)

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