特許
J-GLOBAL ID:200903020717285529

ディーゼルエンジンの噴射時期制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-308355
公開番号(公開出願番号):特開平7-158481
出願日: 1993年12月08日
公開日(公表日): 1995年06月20日
要約:
【要約】【目的】 噴射ポンプにポンプ効率を低下させる側の経時劣化が生じても、誤判断が生じないようにする。【構成】 給油判定手段56の判定結果より非給油時にそのとき使用されている燃料用デューティー値を噴射時期対応デューティー値として算出手段57が算出し、この算出したデューティー値とタイマーピストン位置対応デューティー値から算出手段58が噴射ポンプの劣化係数βを算出し、使用燃料の判定時期になるとこの劣化係数βから判定手段59が噴射ポンプの経時劣化を判定する。経時劣化時にだけタイマーピストン位置対応デューティー値を噴射時期の進角側に修正手段60が修正し、この修正されたデューティー値と前記算出したデューティー値との比または差を使用燃料判定値Fdとして、判定手段62が使用燃料を判定する。
請求項(抜粋):
タイマーピストンの一端の高圧室からバイパスして低圧側に漏らされる燃料流量がタイミングコントロールバルブに与える駆動量により調整される分配型の噴射ポンプと、基準燃料に対してマッチングした基本噴射時期をエンジンの回転数に応じて算出する手段と、前記タイマーピストン位置を検出するセンサと、このタイマーピストン位置の検出値からタイマーピストン位置対応デューティー値を算出する手段と、前記基準燃料とこの基準燃料より低粘度の燃料のいずれかが給油されたかどうかを判定する手段と、この判定結果より非給油時に低粘度燃料の使用時には低粘度燃料用デューティー値を、また基準燃料の使用時には基準燃料用デューティー値を噴射時期対応デューティー値として算出する手段と、この噴射時期対応デューティー値と前記タイマーピストン位置対応デューティー値にもとづいて前記噴射ポンプの劣化係数を算出する手段と、使用燃料の判定時期になるとこの劣化係数から前記噴射ポンプに経時劣化を生じているかどうかを判定する手段と、この判定結果より噴射ポンプに経時劣化を生じているときだけタイマーピストン位置を進角させる向きに前記タイマーピストン位置対応デューティー値を修正する手段と、この修正されたタイマーピストン位置対応デューティー値と前記噴射時期対応デューティー値との比または差を使用燃料判定値として算出する手段と、この使用燃料判定値と所定のしきい値とを比較することにより前記基準燃料が使用されているのかそれとも前記低粘度燃料が使用されているのかを判定する手段と、この判定結果より低粘度燃料の使用時には前記基本噴射時期を進角補正して噴射時期を算出し、また基準燃料の使用時には前記基本噴射時期をそのまま噴射時期として算出する手段と、この算出された噴射時期を前記タイミングコントロールバルブに与える駆動量に変換する手段とを設けたことを特徴とするディーゼルエンジンの噴射時期制御装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭60-145440
  • エンジン制御システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-197917   出願人:株式会社日立製作所
  • 特開昭59-185839

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