特許
J-GLOBAL ID:200903020882014270

塩化ビニル系重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩見谷 周志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-271992
公開番号(公開出願番号):特開平9-087308
出願日: 1995年09月26日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】【課題】 重合器内で塩化ビニル単量体を含むビニル系単量体を重合するバッチを繰り返す重合体の製造方法において、液相部のみでなく気液界面部での重合体スケールの付着も効果的に防止しつつ、初期着色が極めて少ない塩化ビニル系重合体を製造すること。【解決手段】 上記の重合バッチを繰り返す際に、(A) 水性媒体中に前記単量体を、少なくとも内壁面に重合体スケール付着防止性塗膜が形成された重合器内で重合に供する工程、(B) 生じた重合体スラリーを重合器から抜き出す工程、(C) 内壁面に重合体スケール付着防止剤液を塗布し、塗膜を形成する工程、(D) 原材料を重合器に仕込む工程、次いで工程(A) 〜(D) を同様に繰り返す塩化ビニル系重合体の製造方法において、(1) 工程(A) を通じて前記反応混合物中の塩素イオン濃度を50ppm 以下に制御すること、及び(2) 工程(B) 及び工程(C) が、重合器内を器外雰囲気から遮断した状態で行われること、を特徴とする塩化ビニル系重合体の製造方法。
請求項(抜粋):
重合器内で塩化ビニル単量体又は塩化ビニル単量体を主体とするビニル系単量体混合物を重合するバッチを繰り返す、塩化ビニル系重合体の製造方法にして、(A) 水性媒体中に前記単量体又は単量体混合物を含む反応混合物を、少なくとも内壁面に重合体スケール付着防止性塗膜が形成された重合器内で重合反応に供する工程、(B) 生じた重合体スラリーを重合器から抜き出す工程、(C) 重合器内壁面に重合体スケール付着防止剤液を塗布し、乾燥して重合体スケール付着防止性塗膜を形成する工程、(D) 前記重合に必要な原材料を重合器に仕込む工程、次いで再び前記の工程(A) 〜(D) を同様に繰り返すことからなる塩化ビニル系重合体の製造方法において、(1) 前記工程(A) を通じて前記反応混合物中の塩素イオン濃度を50ppm 以下に制御すること、及び(2) 前記工程(B) 及び工程(C) が、重合器内を器外雰囲気から遮断した状態で行われること、を特徴とする塩化ビニル系重合体の製造方法。
IPC (2件):
C08F 2/18 MBF ,  C08F 14/06
FI (2件):
C08F 2/18 MBF ,  C08F 14/06
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (4件)
  • スケール防止剤皮膜の形成方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-292601   出願人:信越化学工業株式会社
  • 特開昭61-034006
  • 特開昭61-034006
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