特許
J-GLOBAL ID:200903021221282704

画像処理システムおよび画像処理装置並びに画像処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 植本 雅治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-269438
公開番号(公開出願番号):特開平8-098009
出願日: 1995年09月22日
公開日(公表日): 1996年04月12日
要約:
【要約】【課題】 低解像度のオリジナル画像から極めて良好な高解像度画像を得る。【解決手段】 同じ対象画像(オリジナル画像)に対するスキャナからの複数のラスタスキャンのうちの1つのラスタスキャンをプロトタイプとし、このプロトタイプに補間処理を行なって高解像度プロトタイプとし、この高解像度プロトタイプを複数のラスタスキャンのうちの残りの1つのラスタスキャンを整列させて、高解像度プロトタイプのミクセル値を調整して、高解像度プロトタイプを更新し、この更新処理を、残りの全てのラスタスキャンについて繰り返し行ない、オリジナル画像の良好な高解像度画像を得る。
請求項(抜粋):
オリジナルな低解像度のラスタスキャン画像のセットから高解像度画像を形成する画像処理システムにおいて、該システムは、(a) 2次元の既知の値のセットによって表現されたポイント広がり関数PSFをもち、オリジナル画像をラスタスキャンし、オリジナル画像のラスタスキャンごとに1つの信号を出力信号として生成するようになっており、さらに、高解像度のラスタスキャン画像を再構成するためにオリジナル画像の各ラスタスキャンに適切な変化を与えるためのトラッキング誤差を導入する手段が設けられているスキャナと、(b) スキャナからの出力信号を所定間隔でサンプリングし量子化して、スキャナからの出力信号ごとに1つのピクセル値セットを生成するコンバータ手段と、(c) コンバータ手段によって生成された複数のピクセル値セットを蓄積するための記憶手段と、(d) 記憶手段に蓄積されたピクセル値セットを読出して、高解像度処理を行なって、前記記憶手段に蓄積する処理手段とを有し、該処理手段は、i) 記憶手段から複数のピクセル値セットのうちの1つをプロトタイプスキャンとして選択し、ii) 選択したプロトタイプスキャンのピクセル値に補間処理を施して、より高密度のピクセル値をミクセルとしてもつ高解像度プロトタイプスキャンを生成し、iii) プロトタイプスキャン以外の残りのピクセルスキャンの中から1つのピクセルスキャンを1つの残りのピクセルスキャンとして選択し、上記ii)において生成された高解像度プロトタイプスキャンを、残りのピクセルスキャンの中から上記のように選択した1つの残りのピクセルスキャンと整列させ、iV) 選択された1つの残りのピクセルスキャンの選択されたピクセルと高解像度プロトタイプスキャンのミクセル値からスキャナ手段の既知のPSFを用いて計算されたピクセル値との間の差を表わす誤差コスト関数を最小化することによって、整列された高解像度プロトタイプスキャンを調整して、更新されたプロトタイプスキャンを生成し、V) 高解像度プロトタイプスキャンを整列させる上記iii)の処理と、整列されたプロトタイプスキャンを調整する上記iV)の処理とを、未だ選択されていない残りのスキャンの各々について、高解像度プロトタイプスキャンとしての更新されたプロトタイプスキャンを用いて、繰り返し行ない、残りのスキャンの全てについて処理がなされた後に、更新されたプロトタイプスキャンがオリジナル画像の最終的な高解像度ラスタスキャン画像となるようにすることを特徴とする画像処理システム。
IPC (3件):
H04N 1/387 101 ,  G06T 1/00 ,  H04N 1/04 106
引用特許:
審査官引用 (4件)
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