特許
J-GLOBAL ID:200903021509323227

流体封入式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-070448
公開番号(公開出願番号):特開2000-266107
出願日: 1999年03月16日
公開日(公表日): 2000年09月26日
要約:
【要約】【課題】 第一のオリフィス通路と、それより低周波数域にチューニングされた第二のオリフィス通路を、バルブ手段により選択的に機能せしめるようにした流体封入式防振装置において、より広い周波数域の入力振動に対する防振性能の向上を、コンパクトで簡単な構造をもって実現すること。【解決手段】 受圧室60と平衡室62の間に、第一のオリフィス通路66と、それより低周波数域にチューニングされた第二のオリフィス通路68を設けると共に、第一のオリフィス通路66を連通/遮断するバルブ手段102を設けた流体封入式防振装置10において、第一のオリフィス通路66を通じての流体流動量を制限する第一の流量制限手段76を、バルブ手段102よりも受圧室60側に設けて、該第一のオリフィス通路66上における第一の流量制限手段76とバルブ手段102の間の領域を平衡室62に連通せしめる連通小孔120を形成し、この連通小孔120を、第一のオリフィス通路66と第二のオリフィス通路68の中間周波数域にチューニングした。
請求項(抜粋):
入力振動によって弾性変形せしめられる本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて振動が入力される受圧室と、変形容易な可撓性膜で壁部の一部が構成されて容積変化が許容される平衡室を形成し、それら受圧室と平衡室に非圧縮性流体を封入すると共に、それら受圧室と平衡室をそれぞれ相互に連通する第一のオリフィス通路と第二のオリフィス通路を設けて、該第一のオリフィス通路を該第二のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングすると共に、該第一のオリフィス通路を連通状態と遮断状態に切り換えるバルブ手段を設けた流体封入式防振装置において、前記第一のオリフィス通路を通じての流体流動量を制限する第一の流量制限手段を、前記バルブ手段よりも前記受圧室側に位置して設けると共に、該バルブ手段による該第一のオリフィス通路の遮断状態下で、該第一のオリフィス通路における該第一の流量制限手段と該バルブ手段の間の領域を前記平衡室側に連通せしめる連通小孔を形成し、該連通小孔を前記第一のオリフィス通路と前記第二のオリフィス通路の中間周波数域にチューニングしたことを特徴とする流体封入式防振装置。
Fターム (4件):
3J047AA03 ,  3J047CA12 ,  3J047DA02 ,  3J047FA02
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 流体封入式防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-179741   出願人:東海ゴム工業株式会社

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