特許
J-GLOBAL ID:200903021738170590

炭素及び灰分を含有する可燃物、残留物、廃棄物の選別とガス化のための方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 武久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-293760
公開番号(公開出願番号):特開平10-140167
出願日: 1996年11月06日
公開日(公表日): 1998年05月26日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 大々的な煙道ガス浄化の必要性とダイオキシンのような毒性物質の発生の危険性を回避して、炭素及び灰分を含有する廃棄物を熱的且つ原料的に利用するための環境を損なわない方法を提供する。【解決手段】 廃棄物35が熱分解炉2にて空気遮断して約800°Cまでの温度で乾留プロセスを受け、生じる熱分解ガス26は固形の熱分解残滓21から分離され、固形の熱分解残滓24は分離プロセスを受けて、そこでコークス状成分で濃縮され粉砕された微細物22と、主として金属成分からなる粗物23とを得、熱分解生ガス20、流動担体媒体に懸濁する上記粉砕微細物及び追加的流動可燃物27がガス化反応器9に供給され、これらはCO及びH2含有ガス31及び鉱物残滓に変換され、冷却され、水と接触して顆粒化され、その後に冷却されたガスと顆粒化されたスラグがガス化反応器9から排出されるようになった廃棄物の選別及びガス化方法。
請求項(抜粋):
乾燥、破砕、熱分解、分級、ガス化及びガス浄化のようなそれ自体公知の方法ステップの組み合わせによって炭素及び灰分を含有する可燃物、残留物及び廃棄物を選別及びガス化するための方法にして、残留物及び廃棄物(35)が熱分解炉(2)にて空気遮断して約800°Cまでの温度で乾留プロセスを受け、そこで蒸気状の炭化水素を含有する熱分解ガス(26)及び固形の熱分解残滓(24)が生じ、熱分解ガス(26)は運ばれる蒸気状の炭化水素の凝縮温度以上の温度で固形の熱分解残滓(21)から分離され、固形の熱分解残滓(24)は破砕及び分級ステップ(4,5,6)からなる分離プロセスを受け、そこでコークス状成分で濃縮され粉砕された微細物(22)と、有機汚染がなく主として金属成分からなる粗物(23)とを得、固形の熱分解残滓から分離された熱分解生ガス(20)、流動担体媒体に懸濁する上記粉砕微細物及び選択により追加的流動可燃物(27)がガス化反応器(9)に供給され、そこでこれらは遊離酸素を含有するガス化剤(O2)を有する飛散流において炎を形成しながら自熱でCO及びH2含有ガス(31)及び鉱物残滓に変換され、その際、遊離酸素の量の熱分解ガス、微細物及び場合によっては追加流動可燃物のそれぞれに含有される炭素に対する比率は、ガス化反応器(9)内で調節される温度が鉱物残滓の融点以上でありエナメル溶融スラグが生じるように見積もられ、当該スラグはCO及びH2の豊富なガスとともに冷却され、水(11)と接触して顆粒化され、その後に冷却されたガスと顆粒化されたスラグがガス化反応器(9)から排出されるようになっており、反応室が完全に冷却シェード(39)によって限定され気密に溶接され水冷却され垂直か螺旋状に配設された管からなるガス化反応器が利用される選別及びガス化方法。
IPC (3件):
C10J 3/46 ZAB ,  C10G 1/00 ,  C10G 1/10 ZAB
FI (3件):
C10J 3/46 ZAB M ,  C10G 1/00 B ,  C10G 1/10 ZAB
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (7件)
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