特許
J-GLOBAL ID:200903021874816011

X線CT装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 國分 孝悦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-044504
公開番号(公開出願番号):特開平6-235703
出願日: 1993年02月09日
公開日(公表日): 1994年08月23日
要約:
【要約】【目的】 被検体を固定したままで、しかも高速データ収集を可能し、適正な物体の断層画像を得ることができるX線CT装置を提供する。【構成】 入射X線ビーム1に対する入射角度が常に一定になるように、入射X線ビーム1方向を回転軸として180度以上の範囲で回転することができるようにする機構を備えており、ブラッグ反射を利用して回折X線を取り出す第一結晶2と、第一結晶2を回転させる際に生じる回折X線を、常に同時に回折できるようにするために、第一結晶2と同期し、且つ入射X線ビーム1方向を回転軸として180度以上の範囲で回転可能な機構を備えた第二結晶3と、第一,第二結晶2,3の回転機構と同期し、且つ入射X線ビーム方向を回転軸として180度以上の範囲で回転可能な機構を備えており、常に被検体4の透過画像を収集できるようなっている一次元もしくは二次元検出器5と、から成る。固定された被検体4に対して180度以上の角度範囲から、常にほぼ垂直に単色X線を照射できるようにしたものである。
請求項(抜粋):
X線を単色化する単結晶と、被検体支持部分と、X線検出器と、上記X線検出器の信号の収集及び上記単結晶の位置制御を行う制御装置と、CT画像再構成用のソフトウエアまたはハードウエアと、を有するX線CT装置において、入射X線ビームに対する入射角度が常に一定になるように、該入射X線ビーム方向を回転軸として180度以上の範囲で回転することができるようにする機構を備え、ブラッグ反射を利用して回折X線を取り出す第一結晶と、上記第一結晶を回転させる際に生じる回折X線を、常に同時に回折できるようにするために、該第一結晶と同期し、且つ上記入射X線ビーム方向を回転軸として180度以上の範囲で回転可能な機構を備えた第二結晶、または該第一結晶を180度以上の範囲で回転させることにより回折される全ての回折X線方向に、予め配置された同一形状・材質を持つ多数の第二結晶群と、上記第一・第二結晶の回転機構と同期し、且つ上記入射X線ビーム方向を回転軸として180度以上の範囲で回転可能な機構を備え、常に被検体の透過画像を収集できるようなっている一次元もしくは二次元検出器、または検出器素子が被検体を取り囲むように予め多数並んでおり、それ自体回転することなく常に被検体の透過画像を電気的に収集できるようになっている一次元もしくは二次元検出器と、から成り、固定された被検体に対して180度以上の角度範囲から、常にほぼ垂直に単色X線を照射できるようにしたことを特徴とするX線CT装置。

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