特許
J-GLOBAL ID:200903021939103778

珪酸カルシウム板及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-140699
公開番号(公開出願番号):特開平8-253375
出願日: 1995年06月07日
公開日(公表日): 1996年10月01日
要約:
【要約】【目的】 本発明の目的はゲル化用石灰質原料とゲル化用珪酸質原料とからなるゲルを使用する嵩比重0.70以下の珪酸カルシウム板の製造方法において、水熱反応の前に、1次養生を行い、成形体の強度を向上することにより、水熱反応中に剥離やパンクを生ずることがなく、優れた層間剥離強度を有する珪酸カルシウム板及びその製造方法を提供することにある。【構成】 本発明の嵩比重0.70以下の珪酸カルシウム板の製造方法は固形分として石灰質原料、珪酸質原料、繊維質原料、無機質充填材、及びゲル化用石灰質原料及びゲル化用珪酸質原料とから得られたゲルを含有してなる原料スラリーを抄造法により積層して成形後、得られた成形体を圧力容器内で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の製造方法において、成形体を水熱反応させる前に、成形体を(養生温度-15)×養生時間=120°C・時間以上となる条件下で1次養生して該成形体の湿潤状態の曲げ強度を7kg/cm2以上且つ1次養生前の曲げ強度の1.3倍以上とすることを特徴とする。
請求項(抜粋):
固形分として石灰質原料5〜35重量%、珪酸質原料5〜40重量%、繊維質原料2〜8重量%、無機質充填材5〜40重量%、及びゲル化用石灰質原料2〜20重量%及びゲル化用珪酸質原料3〜25重量%とから得られたゲルを含有してなる原料スラリーを抄造法により積層して成形後、得られた成形体を圧力容器内で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の製造方法において、珪酸質原料の一部として比表面積が1m2/g以上の非晶質珪酸原料または珪酸塩原料の1種または2種以上を2〜20重量%使用し、且つ成形体を水熱反応させる前に、成形体を(養生温度-15)×養生時間=120°C・時間以上となる条件下で1次養生して該成形体の湿潤状態の曲げ強度を7kg/cm2以上且つ1次養生前の曲げ強度の1.3倍以上とすることを特徴とする嵩比重0.70以下の珪酸カルシウム板の製造方法。
IPC (7件):
C04B 38/00 302 ,  C04B 7/13 ,  C04B 28/18 ,  C04B 16:02 ,  C04B 14:42 ,  C04B103:60 ,  C04B111:40
FI (3件):
C04B 38/00 302 Z ,  C04B 7/13 ,  C04B 28/18
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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