特許
J-GLOBAL ID:200903022747550068
中性子検出装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-170611
公開番号(公開出願番号):特開平9-021881
出願日: 1995年07月06日
公開日(公表日): 1997年01月21日
要約:
【要約】【課題】 中性子を検出する携帯型の中性子検出装置において、広いエネルギー範囲に渡って感度を均一化する。【手段】 熱中性子遮蔽容器22には、その人体側に開口24が形成され、人体20にて散乱した熱中性子は開口24を通過して熱中性子反応層28にて核反応し、生じた荷電粒子は検出器32で検出される。高速中性子は、熱中性子遮蔽容器22を通過して高速中性子反応層26にて核反応し、これによる反跳粒子が検出器32にて検出される。熱外中性子及び中速中性子は、熱中性子遮蔽容器22を通過し熱外・中速中性子反応層30にて核反応を生じ、荷電粒子が発生する。中速中性子にて発生した荷電粒子は、当該物質にてそれ程減弱を受けることなく検出器32にて検出され、一方、熱外中性子にて発生した荷電粒子は、当該物質中を移動する際に自己吸収効果によって減弱し、その一部のみが検出器32にて検出される。すなわち、自己吸収効果によって熱外中性子の感度を調整できる。
請求項(抜粋):
人体へ装着して使用される中性子検出装置であって、熱中性子遮蔽材で構成され、人体側である後方側に熱中性子を通過させる開口が形成された熱中性子遮蔽容器と、前記熱中性子遮蔽容器内に配置され、前記開口から進入した熱中性子と核反応して荷電粒子を生じさせる熱中性子反応層と、前記熱中性子遮蔽容器内に配置され、熱外中性子及び中速中性子と核反応して荷電粒子を生じさせる部材で構成され、中速中性子により発生した荷電粒子に対しては自己吸収を生じさせず熱外中性子により発生した荷電粒子に対しては自己吸収を生じさせるように厚さが調整された熱外・中速中性子反応層と、前記熱中性子遮蔽容器内に配置され、高速中性子により核反応を生じて反跳粒子を生じさせる高速中性子反応層と、前記反跳粒子及び前記荷電粒子を検出する検出器と、を含み、前記熱外・中速中性子反応層での自己吸収を利用してエネルギー感度を平坦化させることを特徴とする中性子検出装置。
IPC (3件):
G01T 3/00
, G01T 1/00
, G01T 3/08
FI (3件):
G01T 3/00 A
, G01T 1/00 D
, G01T 3/08
引用特許:
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