特許
J-GLOBAL ID:200903022838292223

重質油燃料焚きボイラの排ガス処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内田 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-260688
公開番号(公開出願番号):特開平10-099640
出願日: 1996年10月01日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 重質油を燃料とするボイラの排ガスを、少ない薬品使用量で効率よく処理することができ、高い純度でVなどの有価物を回収することができる処理方法を提供すること。【解決手段】 ボイラの排ガスを冷却・除塵塔及び吸収塔を分離して有する湿式排煙脱硫装置に通して処理する方法であって、冷却・除塵塔から排出される灰・排水スラリ中の未燃炭素を分離し、分離液に水酸化マグネシウム及び/又はアンモニア水を添加してpHを3〜9として析出した4価バナジウムの水酸化物を高濃度バナジウム含有沈殿物として分離し、分離後の液に消石灰又は生石灰を添加してpHを9〜12として蒸留してアンモニア水を回収することを特徴とする重質油燃料焚きボイラの排ガス処理方法。
請求項(抜粋):
重質油を燃料とするボイラの排ガスを冷却・除塵塔及び吸収塔を分離して有する湿式排煙脱硫装置に通して処理する方法であって、前記湿式排煙脱硫装置の冷却・除塵塔から排出される灰・排水スラリ中の未燃炭素を分離する未燃炭素分離工程と、該未燃炭素分離工程からの未燃炭素を分離した後の分離液に水酸化マグネシウム及び/又はアンモニア水を添加してpHを3〜9とする第1pH調整工程と、該第1pH調整工程で析出した4価バナジウムの水酸化物を高濃度バナジウム含有沈殿物として分離する固液分離工程と、前記固液分離工程から出る分離液に消石灰又は生石灰を添加してpHを9〜12とする第2pH調整工程と、該第2pH調整工程においてpH調整後の液を蒸留して濃縮する蒸留工程と、該蒸留工程で発生する蒸気を凝縮させアンモニア水を回収する凝縮工程とから構成されてなることを特徴とする重質油燃料焚きボイラの排ガス処理方法。
IPC (3件):
B01D 53/50 ,  B01D 53/77 ,  B01D 53/34 ZAB
FI (3件):
B01D 53/34 125 Q ,  B01D 53/34 ZAB ,  B01D 53/34 125 R
引用特許:
審査官引用 (6件)
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