特許
J-GLOBAL ID:200903023132098145

アルキル置換基を有するポリ(2,2′-ビピリジン-5,5′-ジイル)重合体、その製造法及び利用法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-070405
公開番号(公開出願番号):特開平6-279572
出願日: 1993年03月29日
公開日(公表日): 1994年10月04日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 充分に分子量が高く優れた耐熱性を有しかつ有機溶媒に可溶で、偏光解消度、電気化学的酸化還元電位がコントロール可能で、金属原子に対して有効に配位子となるアルキル置換基を有するポリ(2,2′-ビピリジン-5,5′-ジイル)重合体の提供。【構成】 2つのピリジンジイル基の3位、4位または6位に長鎖アルキル基を置換基として有し、重合度nが10以上であるアルキル置換基を有するポリ(2,2′-ビピリジン-5,5′-ジイル)重合体。長鎖アルキル基を有するジハロゲン化芳香族化合物を、脱ハロゲン化能を有する金属又は金属化合物と反応させ、脱ハロゲン化して重合することにより得られる。【効果】 繊維、膜等への乾式成形が可能であり、化学的・電気化学的還元により、明瞭な色の変化を示し、またn型導電体となり、更にエレクトロクロミック、フォトルミネッセンス、エレクトロルミネッセンス材料及び金属元素に対して配位子となり得る。
請求項(抜粋):
2つのピリジンジイル基の1位又は2位に長鎖アルキル基を置換基として有するジハロゲン化芳香族化合物から2ケ所のハロゲン原子を除いて誘導される次の化1又は化2【化1】【化2】(式中、R,R′はH又は炭素数が1以上のアルキル基を示すが、R,R′のうち少なくとも一方は炭素数が3以上の長鎖アルキル基を示す。)で表わされる2価の基を反復構成単位とし、且つ重合度nが10以上であるアルキル置換基を有するポリ(2,2′-ビピリジン-5,5′-ジイル)重合体。

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