特許
J-GLOBAL ID:200903023264858688

画像処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 喜三郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-114966
公開番号(公開出願番号):特開平8-307680
出願日: 1995年05月12日
公開日(公表日): 1996年11月22日
要約:
【要約】【目的】 低濃度領域又は高濃度領域の立上り部でのドット生成の遅延やそれらの領域が終わった後の尾引きを解消する。また、2値化のための閾値にノイズを加えて規則性パターンの発生を防止する場合でも、特に低濃度領域及び高濃度領域においてドットの分散が不均一になって再現画像が乱れることを防止する。【構成】 誤差拡散法又は平均誤差最小法を用いて多階調画像データを2値化する画像処理装置である。閾値設定手段32は、原画像データ200に基づいて閾値のベース成分を設定し、さらに乱数値発生手段8に発生する乱数値をそのベース部分に重畳して閾値を設定する。階調値dataが0に近い低濃度領域では、上記のようにして設定された閾値の下限slsh(L)がdata ≦ slsh(L) ≦ (m+data)/2の範囲内に入り、階調値dataが255に近い高濃度領域では、閾値の上限slsh(U)が(m+data)/2 ≦ slsh(U) ≦ dataの範囲内に入るように、閾値slshを設定する。
請求項(抜粋):
多階調画像データを誤差拡散法又は平均誤差最小法を用いて第1階調値及び第2階調値(第1階調値<第2階調値)のみからなる2階調画像データに変換する画像処理装置において、注目画素の周辺の既に2値化済みの画素から拡散された誤差をその注目画素の多階調画像データに加えて補正しその補正結果を補正画素データとして出力する誤差補正手段と、乱数値を発生する乱数値発生手段と、注目画素の多階調画像データの階調値に基づいて閾値のベース成分slsh(B) を設定し、さらにそのベース成分に前記乱数値発生手段から出力される乱数値を重畳して2値化のための閾値を設定する閾値設定手段と、設定された閾値に基づいて前記補正画素データを2階調画像データに変換する2値化手段とを有しており、上記閾値設定手段は、注目画素の多階調画像データの階調値をdata、前記第1階調値と第2階調値との間の中間の値をm、乱数値の重畳によって変動する前記閾値の下限をslsh(L)、乱数値の重畳によって変動する前記閾値の上限をslsh(U) とするとき、次の条件、すなわち(1)dataが第1階調値近辺の低濃度領域の場合に、閾値の下限slsh(L)がdata≦slsh(L)≦(m+data)/2の範囲内に入り、(2)dataが第2階調値近辺の高濃度領域の場合に、閾値の上限slsh(U)が(m+data)/2≦slsh(U)≦dataの範囲内に入るという条件のうちの少なくともいずれか一方を満たすように閾値slshを設定することを特徴とする画像処理装置。
IPC (4件):
H04N 1/405 ,  B41J 2/52 ,  G06T 5/00 ,  H04N 1/403
FI (4件):
H04N 1/40 B ,  B41J 3/00 A ,  G06F 15/68 320 A ,  H04N 1/40 103 A
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 画像処理装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-352898   出願人:セイコーエプソン株式会社

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