特許
J-GLOBAL ID:200903023275932804
胸部X線像とその左右反転像を用いるサブトラクション方法
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-323352
公開番号(公開出願番号):特開2008-029798
出願日: 2006年11月30日
公開日(公表日): 2008年02月14日
要約:
【課題】ディジタル化された胸部X線像から、その左右反転像を作成し、両者の間でサブトラクションを行い、肺の結節状陰影を強調した画像を作成するための方法を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明方法は、まず、胸部X線像から肋骨下縁の頂上部のエッジが強調された画像を作成し、この画像の左肺野部と右肺野部の相関によって胸郭の中心軸の傾きを求め、中心軸が垂直線に平行になるように画像を回転する。次に、胸部X線像から肋骨下縁の頂点より外側のエッジが強調された画像を作成し、この画像の左肺野部と右肺野部の相関によって胸郭の中心軸の水平方向の位置を求め、この軸で画像を折り返して左右反転像をつくる。この後、元画像と左右反転像の間でサブトラクションを行う。この結果得られる画像が、肺の結節状陰影を強調した画像となる。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
ディジタル化された胸部X線像から肋骨下縁の頂上部のエッジが強調された画像E1を作成し、画像E1の右肺領域、左肺領域の各行yに対して、行y上の画素の値の平均値HR(y)、HL(y)を求めた後、HL(y)をテンプレートとして、これを垂直方向に移動させながらHR(y)との間で相互相関値を計算することによって、左右肋骨下縁の垂直方向の位置ずれΔyを検出し、
次に、画像E1の右半分をΔyだけ垂直方向に移動させた画像E2を作成し、さらに、画像E2の左肺領域の画像中心軸に関する鏡像をテンプレートとして、これを水平方向に移動させながら画像E2の左半分(右胸部)との間で相互相関値を計算することによって、左右肋骨下縁の水平方向の距離Δxを検出し、この後、ΔyとΔxの比を傾きとする直線と水平軸がなす角度をθとし、
次に、原画像を、画像中心を中心としてθだけ回転させた画像(傾き補正画像)を作成し、この後、傾き補正画像から肋骨下縁の頂点より外側のエッジが強調された画像E3を作成し、画像E3の左肺領域の画像中心軸に関する鏡像をテンプレートとし、これを水平方向に移動させながら画像E3の左半分(右胸部)との間で相互相関値を計算することによって、胸郭の中心軸の水平方向の位置xGを検出し、
傾き補正画像を列xGで折り返して左右反転像をつくり、傾き補正画像と左右反転像の間でサブトラクションを行うことによって肺の結節状陰影が強調された画像を作成することを特徴とする胸部X線像とその左右反転像を用いるサブトラクション方法。
IPC (2件):
FI (4件):
A61B6/00 350M
, A61B6/00 350S
, A61B6/00 350A
, G06T1/00 290A
Fターム (31件):
4C093AA26
, 4C093CA18
, 4C093DA03
, 4C093FD03
, 4C093FD11
, 4C093FF09
, 4C093FF12
, 4C093FF16
, 4C093FF21
, 4C093FF22
, 4C093FF34
, 4C093FF37
, 5B057AA08
, 5B057BA03
, 5B057CA08
, 5B057CA12
, 5B057CA16
, 5B057CB08
, 5B057CB12
, 5B057CB16
, 5B057CD02
, 5B057CD03
, 5B057CE03
, 5B057CE05
, 5B057CE20
, 5B057DA08
, 5B057DA16
, 5B057DC16
, 5B057DC22
, 5B057DC32
, 5B057DC34
引用特許:
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