特許
J-GLOBAL ID:200903023309339814

全領域空燃比センサの異常検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田下 明人 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-062235
公開番号(公開出願番号):特開平10-246720
出願日: 1997年02月28日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 故障を迅速に検出し得る全領域空燃比センサの異常検出方法を提供する。【解決手段】 起電力セル24に所定の周期で微少時間定電流を通電し、このときの起電力セル24の電極22、28間電圧から該起電力セル24の内部抵抗を検出し、該内部抵抗が所定の範囲から外れた場合にセンサ異常と判断する。理論空燃比の雰囲気である間隔20と一定酸素濃度である酸素基準室26とに挟まれた起電力セル24に電流を印加して抵抗値を測定するため、測定雰囲気中の酸素濃度とは無関係に、抵抗値を正確に測定することができる。また、該起電力セルの抵抗値に基づき、センサの異常を判断するため、センサに異常が発生したことを直ちに検出する事が可能となる。
請求項(抜粋):
酸素イオン伝導性の固定電解質体の両面に一対の多孔質電極をそれぞれ配設してなる起電力セル及びポンプセルを備え、前記起電力セル及びポンプセルの近傍に通電により加熱するヒータを配置し、前記起電力セル及びポンプセルが機能する温度までそれら素子を加熱するとともに、前記起電力セルの一方の多孔質電極を閉塞部材により覆い閉塞空間を形成し、該起電力セルの一方の多孔質電極から他方の多孔質電極へ微少電流を流して、該閉塞空間を内部酸素基準源として機能させ、前記他方の多孔質電極に対抗する様に前記ポンプセルを配設し、該多孔質電極とポンプセルとの間に測定ガス室を形成して、ガス拡散制限層を介して周囲の測定ガス雰囲気と連通させ、前記起電力セルの両面の電極間の電圧が、所定の目標電圧になるように前記ポンプセルにポンプ電流を供給した際の該ポンプ電流を計測することで、測定ガス雰囲気の空燃比を検出する全領域空燃比センサにおいて、前記起電力セル又はポンプセルに所定の周期で所定の時間だけ所定の電流を通電し、このときの起電力セル又はポンプセルの両面の電極間の電圧から該起電力セル又はポンプセルの内部抵抗を検出し、該内部抵抗を所定の範囲になるように前記ヒータを制御するとともに、前記起電力セル又はポンプセルの内部抵抗がヒータ通電開始後一旦前記所定の範囲内に制御された後に、前記所定の範囲から再び外れた場合に前記全領域空燃比センサを異常と判断することを特徴とする全領域空燃比センサの異常検出方法。
IPC (3件):
G01N 27/419 ,  G01N 27/26 391 ,  G01N 27/416
FI (4件):
G01N 27/46 327 Z ,  G01N 27/26 391 A ,  G01N 27/46 366 D ,  G01N 27/46 381
引用特許:
審査官引用 (13件)
  • 特開平1-272956
  • 特開平4-233447
  • 酸素センサの劣化判定装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-146549   出願人:株式会社デンソー
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