特許
J-GLOBAL ID:200903023417723922

衝撃動工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-268581
公開番号(公開出願番号):特開2003-071744
出願日: 2001年09月05日
公開日(公表日): 2003年03月12日
要約:
【要約】【課題】 キャビテーションの発生を効果的に防止することができる軸方向長さのコンパクトな軽量の衝撃動工具を提供することである。【解決手段】 シリンダ1の内部に大径部5aを有するピストン5を摺動自在に組み込む。シリンダ1の外周に取り付けた弁箱13の弁室16内にはピストン5の昇降動に連動して上下動し、下降位置において給油口14と大径部5aの下面側に設けられた下室6とを連通させると共に、大径部5aの上面側に形成された中室7と排油口15を連通させるスプール17を組み込む。スプール17の上昇行程において中室7と排油口15の連通を遮断させたのち、スプール17に形成された貫通孔19の下端開口が給油口14および下室6と連通するようにして、スプール17の上昇行程で下室6の圧油が排油口15から排出されるのを防止し、下室6が中室7と連通する高圧状態でピストン5の下降によりチゼル2を打撃し、その打撃による反発によりピストン5が上昇する際の下室6内の急激な圧力低下を抑制してキャビテーションの発生を防止する。
請求項(抜粋):
シリンダの下端部にチゼルを進退自在に装着し、シリンダの内部にはチゼル打撃用のピストンを摺動自在に組込み、そのピストンの中程に大径部を設け、前記シリンダの内部には、前記大径部の下面側に下室と、大径部の上面側に中室と、ピストンの上端面側にガスが封入された上室とを形成し、前記シリンダの外部には、給油口および排油口を有する弁箱を設け、その弁箱内に前記給油口および排油口に連通する弁室を形成し、その弁室内に大径部を上部に有するスプールを摺動自在に組み込んで、前記大径部の下面側にアクチュエイト室を形成し、前記シリンダおよび弁箱に、給油口の圧油を下室に導入させる第1油路と、スプールの下降位置で中室と排油口とを連通させる第2油路と、前記ピストンの上昇位置で下室とアクチュエイト室とを連通させる第3油路とを形成し、前記スプールには、そのスプールの上昇位置で第1油路と第2油路を連通させる軸方向の貫通孔を設け、その貫通孔を介して中室と下室が連通する状態で上室内のガスの圧力によりピストンを下降させてチゼルを打撃するようにした衝撃動工具において、前記下室に連通する前記第1油路を前記給油口に対して常に連通する状態とし、前記スプールの上昇行程において、大径部が排油口と中室の連通を遮断したのち、スプールの貫通孔が第1油路と連通するようにしたことを特徴とする衝撃動工具。
IPC (2件):
B25D 9/20 ,  B25D 9/04
FI (2件):
B25D 9/20 ,  B25D 9/04
Fターム (7件):
2D058AA12 ,  2D058CA03 ,  2D058CB04 ,  2D058CB14 ,  2D058CC05 ,  2D058CC15 ,  2D058CC33
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 衝撃動工具
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-310519   出願人:日本ニューマチック工業株式会社
  • 特開昭63-093577
  • 特開昭63-093577

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