特許
J-GLOBAL ID:200903023551125632

レ-ル位置整正装置、及びレ-ル位置整正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 洋一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-005103
公開番号(公開出願番号):特開2000-204504
出願日: 1999年01月12日
公開日(公表日): 2000年07月25日
要約:
【要約】【課題】 現作業地点より以前の段階のレール移動作業が現作業地点の移動に及ぼす影響を測量等を行わずに補正し得るレール位置整正装置、及びレール位置整正方法を提供する。【解決手段】 従来用いられていた測定基準線AO〜COの延長上の位置Dに、新たに1つの位置測定装置を設けるとともに、新たな第2仮想線CR〜DRを用いて位置Aのレール移動作業前後の移動量を検出する。
請求項(抜粋):
鉄道のバラスト道床軌道の道床バラスト内へ振動するタンピングツールを差し込み、まくらぎの下方へ前記道床バラストを押し込むことによってレールを移動させてレール位置の整正を行うレール位置整正装置であって、前記レール位置整正装置に測定基準線を設け、前記タンピングツールの位置である第2レール測定位置Bを挟んで、前記位置Bからレール長手方向の後方aの距離に位置する第1レール測定位置Aと、前記位置Bからレール長手方向の前方bの距離に位置する第3レール測定位置Cを設定するとともに、前記第2レール測定位置の前方で前記位置Bからcの距離に位置する第4レール測定位置Dを設定し、かつ、前記各位置A,B,C,Dにおけるレール上の点AR,BR,CR,DRと前記測定基準線との間の距離を測定する位置測定手段と、演算手段を設け、前記位置測定手段により、前記位置Aにおけるレール上の点ARと前記測定基準線との間の距離X1と、前記位置Bにおけるレール上の点BRと前記測定基準線との間の距離X2と、前記位置Cにおけるレール上の点CRと前記測定基準線との間の距離X3と、前記位置Dにおけるレール上の点DRと前記測定基準線との間の距離X4を測定する第1測定過程を行い、次いで、前記演算手段により、レール位置整正を行う区間全体にわたって、レール位置整正の目標としてあらかじめ与えられた曲線であるレール整正目標曲線の前記位置Aにおける点ATと前記測定基準線との間の距離XT1を、前記距離X1と、前記点ARと前記点ATの間の既知の距離Y1との差(X1-Y1)として計算するとともに、前記レール整正目標曲線の前記位置Bにおける点BTと前記測定基準線との間の距離XT2を、前記距離X2と、前記点BRと前記点BTの間の既知の距離Y2との差(X2-Y2)として計算する第1計算過程を行い、次いで、前記点ATと前記点CRとを結ぶ直線である第1仮想線AT〜CRと、前記点CRと前記点DRとを結ぶ直線である第2仮想線CR〜DRを設定し、次いで、レール位置整正を行う区間全体にわたって、前記レールの移動が誤差なく行われたと仮定した場合の前記位置Bにおける前記レール整正目標曲線と前記第1仮想線AT〜CRとの間の距離である加圧量Pを下式P=Y2-X2+(b・X1+a・X3-b・Y1)/(a+b)により計算するとともに、前記レールの移動が誤差なく行われたと仮定した場合の前記位置Aにおける前記レール整正目標曲線と前記第2仮想線CR〜DRの延長線との間の距離Qを、下式Q=〔{(a+c)・X3-(a+b)・X4}/(c-b)〕-XT1により計算する第2計算過程を行い、前記第2計算過程以後のいずれかの時点において、前記第2仮想線CR〜DRの前記位置Aにおける点AMと前記点ARの移動後の実際の点AR′との間の距離XM1を測定する第2測定過程を行い、次いで、前記計算値Qと前記測定値XM1の差(Q-XM1)として前記位置Aにおける誤差δを計算する第3計算過程を行い、次いで、補正後の加圧量値P′を、下式P′=P+{δ・b/(a+b)}により計算する第4計算過程を行い、前記点AR ́と前記点CRとを結ぶ直線である施工基準線AR ́〜CRを設定し、前記位置Bにおける前記施工基準線AR ́〜CRからの距離が前記P ́となるように前記レールを移動させるレール位置整正過程を行い、その後、前記第2測定過及び第3計算過程及び第4計算過程及びレール位置整正過程を繰り返すことを特徴とするレール位置整正装置。
Fターム (1件):
2D057CB04

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