特許
J-GLOBAL ID:200903023552334162

ヒト肝前駆細胞

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 初志 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-594906
公開番号(公開出願番号):特表2002-534974
出願日: 2000年01月19日
公開日(公表日): 2002年10月22日
要約:
【要約】ヒト肝臓に認められる1つまたは複数の細胞系譜の前駆細胞および非前駆細胞を含む実質的に単一の細胞懸濁液を提供するためにヒト肝組織を処理する段階、細胞系譜の少なくとも1つに関連した1つまたは複数のマーカーを呈する前駆細胞が濃縮されたデバルキング済みの懸濁液を提供するために、懸濁液を懸濁液中の非前駆細胞の数を実質的に減少させるデバルキングの段階にかける段階、ならびに前記デバルキング済みの懸濁液から、細胞それ自体、その子孫細胞、またはそのより成熟した型が少なくとも1つの肝細胞系譜に関連した少なくとも1つのマーカーを発現するような細胞を選択する段階を含む、ヒト肝臓からの前駆細胞の単離および凍結保存の方法が開示される。これらのマーカーにはCD14、CD34、CD38、CD45およびICAMなどがある。肝前駆細胞は直径が6〜15μであり、二倍体であって、グリコホリンA-、CD45-、AFP+++、ALB+およびICAM+であることを特徴とし、CD14+、CD34++、CD38++、CD117+の発現の点でさまざまな亜集団を有する。これらの前駆細胞亜集団は、肝臓の細胞療法および遺伝子療法において、ならびに生物人工臓器の確立のために特に有用である細胞に関して予想される特徴を有する。
請求項(抜粋):
ヒト肝前駆細胞の濃縮集団を含む混合物である、ヒト肝組織に由来する細胞の混合物を含む組成物を提供する方法であって、 (a)未熟細胞および成熟細胞を含む種々のサイズの細胞の混合物を含むヒト肝組織の実質的に単一の細胞懸濁液を提供する段階;ならびに (b)ヒト肝前駆細胞それ自体、その子孫細胞、またはそのより成熟した型がα-フェトプロテイン、アルブミン、またはその両方の発現を示す1つまたは複数のマーカーを呈する、ヒト肝前駆細胞の濃縮集団を含む細胞の混合物が提供されるように、成熟細胞および比較的大きなサイズの細胞の除去を許容し、同時に未熟細胞および比較的小さなサイズの細胞が保持される条件下で懸濁液のデバルキング(debulking)を行う段階を含む方法。
IPC (10件):
C12N 15/09 ZNA ,  A61K 35/407 ,  A61P 1/16 ,  A61P 7/00 ,  A61P 35/00 ,  C12N 5/00 ,  C12N 5/06 ,  C12Q 1/02 ,  C12Q 1/68 ,  G01N 33/53
FI (10件):
A61K 35/407 ,  A61P 1/16 ,  A61P 7/00 ,  A61P 35/00 ,  C12Q 1/02 ,  C12Q 1/68 A ,  G01N 33/53 Y ,  C12N 15/00 ZNA A ,  C12N 5/00 Z ,  C12N 5/00 E
Fターム (32件):
4B024AA11 ,  4B024BA80 ,  4B024CA09 ,  4B024GA18 ,  4B024GA27 ,  4B024HA12 ,  4B024HA15 ,  4B024HA17 ,  4B063QA18 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ52 ,  4B063QR08 ,  4B063QR32 ,  4B063QR42 ,  4B063QR56 ,  4B063QS02 ,  4B063QS25 ,  4B063QS34 ,  4B065AA91X ,  4B065AA93X ,  4B065AC20 ,  4B065CA24 ,  4B065CA44 ,  4B065CA46 ,  4C087AA01 ,  4C087AA02 ,  4C087AA03 ,  4C087BB52 ,  4C087CA04 ,  4C087ZA51 ,  4C087ZA75 ,  4C087ZB26
引用特許:
出願人引用 (4件)
全件表示
審査官引用 (6件)
全件表示
引用文献:
出願人引用 (8件)
全件表示
審査官引用 (17件)
  • Blood, 1994, Vol.83, No.11, p.3170-3181
  • Blood, 1994, Vol.83, No.11, p.3170-3181
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術振興事業 吉里再生機構プロジェクト 成果報告集, 1997, pp.285-298
全件表示

前のページに戻る