特許
J-GLOBAL ID:200903023869436181

制御弁

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-206483
公開番号(公開出願番号):特開平10-030741
出願日: 1996年07月16日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ヒートポンプ式冷媒回路における膨張の機能を果たす電動弁と、冷房時と暖房時の冷媒の流路を切り換える四方弁Bと、冷凍サイクルのバイパス回路のオン・オフ制御に用いられる二方弁との複合化を目的とする。【解決手段】 制御弁は、電動弁A部と四方弁B部と電動弁A部の弁口が前回直前の位置と全閉直前の位置において、弁体39下部のボス24部およびバイパス弁51の上半部にそれぞれ遅延連結部55、53を設け、さらに、ガイドブッシュ26には、前記バイパス弁51下半部の扇状の切り欠き部分とケース1の側壁に設けたパイプ58とを連通させる通孔57を設け、バイパス弁51のシール部54によって通孔57が塞がれるまで、すなわち、弁体39が回転するまでの間は高圧冷媒が通孔57、パイプ58を介して膨張弁の流入あるいは流出口等へバイパスさせるようにしたものである。
請求項(抜粋):
非磁性体からなるケース1外周部の固定子コイル2への通電によるケース1内の回転子5の回転により、この回転子5の中心下方に一体的に設けられたねじ軸4を介してねじ軸先端の針状弁3を上下動させ、ケース1の下端に設けた弁ボディ6下部の弁口8の開度を制御する電動弁A部と、少なくとも3つの開口を同心円上に設けた金属円板状の弁座37を前記ケース1の上端に設け、この弁座37の下面を摺動回転して前記3つの開口の少なくとも2つを気密的に連通させ、他の1つの開口は開放状態とする弁体39とからなる四方弁B部と、前記電動弁A部の回転子5と四方弁B部の弁体39との間に設けた、電動弁A部の弁口8が全開直前の位置と全閉直前の位置において回転を伝える伝達装置C部とにより構成され、前記電動弁A部の回転子5の回転力を利用して、電動弁A部の弁口8の絞り開閉と四方弁B部の弁体39の回転による流路切換とを連動して行なう制御弁において、前記弁体39下部のボス24下面を開口してその壁面に突起56、56を対向させて遅延連結部55を構成し、前記ボスの開口に挿入されるバイパス弁51には、小径とした上半部ならびに大径とした下半部の外周をそれぞれ扇状に切り欠き上半部を遅延連結部53とすると共に、下半部に内歯52を形成し、さらに底面を弁シール部54として構成し、前記伝達装置Cのガイドブッシュ26には、該ガイドブッシュ26に気密的に且つ回転自在に設けた連結棒28の先端に外歯29を設けて前記バイパス弁51の内歯と噛み合わせ、さらに、前記バイパス弁51下半部の扇状の切り欠き部分とケース1の側壁に設けたパイプ58とを連通させる通孔57を設け、前記バイパス弁51の遅延連結部53と弁体39の遅延連結部55とにより、バイパス弁51を、伝達装置C部及び弁体39とそれぞれ所定の回転角度をもって前記遅延連動させるのに際し、前記バイパス弁51のシール部54によって通孔57が塞がれるまで、すなわち、弁体39が回転するまでの間は前記四方弁の空間62に導入された高圧冷媒が通孔57、パイプ58を介して膨張弁の流入あるいは流出口等へバイパスさせるようにしたことを特徴とする制御弁。
IPC (4件):
F16K 11/07 ,  F16K 31/04 ,  F25B 41/04 ,  F25B 41/06
FI (5件):
F16K 11/07 L ,  F16K 31/04 A ,  F25B 41/04 C ,  F25B 41/04 Z ,  F25B 41/06 U
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 制御弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-270381   出願人:太平洋工業株式会社

前のページに戻る